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#1838 お粗末!国会議員や大臣の基礎学力は大丈夫か?:国会論戦を聞いて  Feb. 10, 2012 [B7. 政治に求めるもの]

 今日の予算委員会の論戦を聞いていたがっかりした。質問している方もそれに答えるほうも、基礎学力を疑わざるを得ないような内容だった。

 質問にたったのは公明党の斉藤議員、答えたのは安住財務大臣、岡田副総理、野田総理大臣。
 東北震災やらなにやら調整後、自公時代と民主党政権では財政規模が7兆円も増えていると斉藤議員。その理由は定かでないが、シーリングをやめたから官僚の要求のままになって財政規模が膨らんだと批判。
 それに対する3氏の答えは、そうではないよというのみで水掛け論で説得力ナシ。

 社会保障費が年々1兆円増えていることは共通理解。斉藤氏は自公時代の8年間の調整ご決算額と民主党政権になってから3年間の決算を比べて、平均で7兆円増えており、予算が膨らんだのはシーリングをやらないからだと追求した。

 斉藤氏の前提で2008年までの8年間に毎年1兆円ずつ社会保障費が増えたとしよう。
 1年目⇒1兆円
 2年目⇒2兆円
 …
 8年目⇒8兆円
 平均=(1+2+3+4+5+6+7+8)/8=4.5兆円

 民主党政権になってからの3年間
 9年目⇒9兆円
 10年目⇒10兆円
 11年目⇒11兆円
 平均=(9+10+11)/3=10兆円

 10-4.5=5.5兆円
 この5.5兆円が社会保障費の増分である。だから、斉藤氏が計算して調整後7兆円の差があればそのうちの5.5兆円が社会保障費の増分によるもので、1.5兆円が説明のつかないものということはできるが、92兆円の予算規模で1.5兆円は誤差範囲ではないのか?

 ご自分で計算したと発言していたが、なれぬことをやり、だれもチェックができないとはいったいどういう体制をとっているの?こんな簡単な計算間違えるようでは偏差値70の創価高校には入れないだろな。
 
 これは議員自身の基礎学力の問題です。ちょっと恥ずかしい議論にあきれて聞いていました。
 きちんと説明できない政府側の3氏も同レベル。こんな人たちがよってたかってピントの外れた議論をして国の未来を決めていると思うとぞっとする。
 この国はどうなってしまうのだろう?

 四人そろってニムオロ塾に勉強においで。

(私はこの国会議員よりもずっと優れた公明党の市議会議員を知っている。釧路の教育を守る会の重要メンバーである。人材はいるのに、なぜこの程度の人が国会議員なのかさっぱりわからぬ。もちろん、財務大臣や副総理、総理大臣は言うに及ばぬ。あまりがっかりさせないでほしい。)

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