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#1677 福島原発45km地点でプルトニウム検出 Oct. 5, 2011 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 なんでいまごろ?というのが率直な疑問。危ない情報は小出しにしているから全体が信用ならぬ。

 福島原発から45キロ地点で「1平方メートル当たり0.55ベクレルから4.0ベクレル」のプルトニウム(半減期24000年)が検出された。
「ストロンチウム89とストロンチウム90も100カ所のうち半数近くで検出された。そのうちの1カ所は調査対象となった80キロ圏ぎりぎりのところで、1平方メートル当たりの測定値はストロンチウム89が500ベクレル、ストロンチウム90は130ベクレルだった。 」


 うんざりするのはこれが海外メディアのウォールストリートジャーナル誌の記事であることだ。
 時事プレスは9月30日に報道している。英文記事だから高校生はプリントアウトして読むといい。
*"Plutonium Detected 40 Kilometers from Fukushima N-Plant"
http://jen.jiji.com/jc/eng?g=eco&k=2011093001093


 これらの報道を受けて、昨日(4日)文部科学大臣が右往左往している。

「中川正春文部科学相は4日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発から離れた福島県内の広範囲の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことを受け、放射性物質の種類や地域を拡大して調査する方針を明らかにした。」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111004dde041040023000c.html

 微量だから問題ないようなことを言っているが、γ線を出すセシウムとはまったく違う。アルファ線を出すから肺から吸い込んだときの内部被曝の人体への影響の大きさは比較にならぬ。

  やはり、3号炉はとんでもない状態にあるようだ。MOX燃料が爆発で45キロ地点まで飛び散るとはどういう事態なのか専門家の解説を聞きたい。アルファ線核種を含むたくさんの種類の核反応生成物も放出されているこれらのことが示す事実は一つ、単純明快である
 政権がつぶれようともいつまでも情報を隠蔽していないで、チェルノブイリを越える事態が起きたことそして情報隠蔽の実態を正直に語り、被災地住民と国民に謝罪すべきだはないのか?
 仕事は正直に誠実にやるべきで、それがあとで問題を大きくしない要諦である
この政権の主要メンバーは仕事の仕方がまったくわかっていないようにみえる。
 写真で確認すると3号原子炉上部が破壊されているように見えることは2度採り上げたが、もうコンクリート遮蔽物で覆われて確認することができない。

 原子炉建屋上部を覆っている瓦礫を取り除くと原子炉が無事かどうかがハッキリする。周辺部の瓦礫はきれいに取り除いても、原子炉建屋上部の瓦礫にフタをするまで取り除かなかったのは証拠隠滅か?
 一つ嘘をつくとこうして次々に嘘をつき続けることになるから、最初から事実を正直に話すことが大事なわけだ。ある期間仕事をしてきた者なら誰にでも分かる理屈だろう。 


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コメント 2

こっち

嘘や迂遠はもう沢山ですね。
はっきりと”核爆発”と宣言し、正直にすべて公表し、被害者を徹底的に救済し、かつ世界中でどん底まで貶めてしまった信頼を回復すべく働く政治家が、残念ながら見当たりません・・・・
by こっち (2011-10-06 23:33) 

ebisu

こっちさんへ

そうですね。
被害者を救済すると同時に、これから増大する放射線被害者をできるだけ減らすことに全力を注ぐべきでしょう。
80キロ圏内の放射能汚染地から30年間子どもたちを退避させるぐらいの強い措置をとってほしいと思います。
by ebisu (2011-10-07 10:20) 

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