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#1619 小中学生の学力改善と数値目標 :仕事の権限と責任と報酬はセット Aug. 8, 2011 [64. 教育問題]

  ZAPPERさんが教育行政に対して「数値目標を明確にせよ」とブログで叫んでいる。 民間会社にとっては当たり前のことが教育行政は4年たってもまったくできないのはなぜなのだろう?

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/4087216.html
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2011年08月08日

数値目標を明確にせよ

全国学力・学習状況調査の自治体ごとの報告書を読むと分かりますが、旭川市や帯広市はもはや「全道平均」など眼中にありません。ターゲットはあくまでも「全国平均」です。さて、北海道の教育行政の親玉は道教委であるわけですが、「○年以内に全国平均に追いつく!」という明確な目標設定を、いつになっても行いません。(最近になって、ようやくそういった考えに変わりつつあると聞き及んでいます)

失礼ながら、親分の仕事がぞんざいなもので、北海道の子ども達の学力は日本最低レベルに甘んじ続けているわけです。読売新聞のこの記事(四則計算ができないことに対する、義務教育課長のコメント)を読んで、道教委に対する淡い期待は水泡に帰してしまいました。もはや、頼りない親分の指示を待っているわけには行きません。釧路独自で明確な目標を設定し、それを宣言してしまいましょう。というお話です。
●検証 北海道の教育 第五部 そして4年目<下>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1263447647981_02/news/20100731-OYT8T00272.htm

《要約》
「50+150×2」の正解を得られないことに対してのコメント。
50+150がピッタリと200になるため、
先に計算してしまい、
正答の350が得られないのか。
(1にカッコ、2に乗除、3に加減。単に教え方の問題と練習量の問題なのですが、肝心の担当者が問題の本質を捕らえられていないということです。私塾講師がこの記事を読んだならば溜息しか出ませんね。低学力の源は教育行政本体にあり、と…)

3年後の全国学力・学習状況調査において、全国平均値をクリアする。

我が釧路市教委に、ぜひともそう宣言していただきたい。夏冬に加え平常時においても補習を実施したならば、3年程度で達成可能ライン上に乗るであろう、極めて妥当な目標設定であると思います。「生活苦のために、子どもを学校にやるのは高校までが限界」そういった親も少なくないという地域柄。だったら、その高校のレベルを高めて「就職に困らない子ども達」を送り出すことが責務というもの。そうやって、負の連鎖を絶つ。明確な目標を設定したならば、「そのために何をすべきか」が見えてくるというもの。いつも辛辣なことを申し上げておりますが、釧路の教育行政に対する私設応援団長のつもりでおります。

がんばれ、釧路市教委!


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URLをクリックして読売新聞記事を読んだ。次の文は当該記事からの引用である。

>「今回の結果を厳しく受け止めている。危機感とスピード感を持って、実効性の高い施策を講じていきたい」(吉田一昭・道教委学校教育局長)

 数値目標が一つもない、おそらく、普段の仕事がこういうレベルなのだろう。
私のいたある会社では年次目標設定シートにこういう文言を入れたらペケである。

① "厳しく受け止めている"
② "危機感とスピード感を持って"
③ "実効性の高い"
④ "講じていきたい"

①受け止めて局長として「いつまでに何をするのか」を具体的に記述しなければならぬ。
②「いつまでに」何をどのようにするのかを書くように求められる。
③"実効性の高い"は主観的判断ですから、具体的な内容を書くように指導される。
④管理職として「何を講ずるのか」を具体的に書くように指導される。

 わたしが上司なら、全部書き直しを求める。仕事に対する権限と責任はセットで与えられているから、その与えた権限に対して「いつまでに・何を・どのようにするか」を求めることになる。
 吉田局長の言には具体的なことが何もないので、来年度も再来年度もその次の年度も、そして局長が変わっても、読売新聞の記者に同じことを語ることができるだろう。

 道教委の学校教育局長さん、いままで仕事をしたことがないのでしょうね。
わたしが彼の上司ならただちに呼びつけてお説教です。権限と報酬があるが仕事への責任がない。

 こういう仕事のできない社員を課長職にすることは民間会社の場合原則としてない。こういう管理職がいたら会社の業績は重大なダメージを受ける。10%もそういう課長職がいたら会社の業績はその業種の平均以下となるだろうし、部長職で3割いたらこの会社あと何年もつのかな、社長がそうならこの会社経営が危うい、そう評価することになる。
 この場合、北海道の子どもたちの学力がたいへんなダメージを受けているのだが、高橋はるみ道知事はどうしてこのような無能な局長を外さないのだろう。道庁には人材がいないのか、民間企業でしか働いたことのない私には理解できない。
 道知事自身がいま問題になっている経済産業省の官僚出身だったことを忘れていた。(笑い)
 


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