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#1605 胃癌根治宣言:5年目の定期健診(X線CT撮影) July 30, 2011 [38. cancer]

 うれしいニュースだ。スキルスと巨大胃癌の併発という運の悪い病を得て胃の全摘手術をしてから満5年がたった。癌は5年で根治といわれている。再発の兆候はない、わたしはいまこうして元気に生きている。
 同じ病と戦っている人が全国にはたくさんいるだろうから、そういう人たちにもエールを送りたい。人間死なないときには死なぬものだ。いつか死すべきときがきたら静かに消えよう。
 同期のI塾のK先生も今年3月末ごろ初期の食道癌を手術されたよし、順調に回復のご様子に安堵している。団塊世代の同期は何人かすでに癌でなくなっている。数年前から癌と戦っている者もいる。たしか8歳ほどしか年齢の違わなかった中学時代の副担任のH先生も担任のY先生にに続いて一昨年癌で亡くなった。
 癌の多発年齢は70前後付近にあるから団塊世代は油断はするな、本当に危ないのはこれからだから、いままで健康な人も身体に異常を感じたら癌を疑うことだ。
 根室には消化器内科は地元に親子2代で診てくれている有能な先生がいる。

 6年前に内視鏡で癌の診断をつけてくれた地元の消化器内科の主治医、大腸にも浸潤しアケトジの症例にためらいながらも外科手術を断行・執刀してくれたドクターゴルゴことDr.M.G(看護師さんたちがつけた愛称は"ミッキー"、なんともかわいらしい)、あのとき担当してくれた3人の術場の看護師さん、手術に立ち会ってくれたA院長、日に何度も病室のトイレを掃除してくれていたスタッフ、病を得ながらも入院の日々は快適でした。

 そして5年目の血液検査のために採決をしてくれた主治医の奥様、CT検査のスケジュールを午後一番というこちらの要望を聞いて調整してくれた看護師さん、昨日CT撮影をしてくれた技師さんはこれで3度目、ぴかぴかだったフリップス製のX線CT装置も「貫禄」がつきましたね。放射線科受付に検査依頼書を提出したときに担当の方は書類をみるまえに「○○さんですね」と名前を確認してくれました。造影剤の点滴のために22ゲージの太い針でしっかり血管にチューブを確保してくれた看護師さんは「この太い血管で外したらどうしようもない」と笑いながらプラスチックチューブのついた針を迷わず一発で刺してくれました。地域医療を支える市立病院と地元医院との病診連携は患者にはありがたい。
 皆さんにあらためて感謝申し上げます。

 助けていただいた命を無駄にはしません。できるだけ私心なくふるさとのために残りの人生を使いたいと思います。
 地域医療に助けられたことに感謝しながらこれからもブログできついことも遠慮なく書きます。9年前に35年ぶりでふるさとに戻ってきたからこそしがらみナシに言えることがあります。もちろん学力問題も、誰にも遠慮せずにまっすぐに書きます。
 5年たったのでこころに余裕がでてきてやさしい穏やかな気持ちでブログを書くことが多くなれば論調にも変化が訪れるでしょう。そうなることを願っています(死ぬことはちっとも怖くなくなったのだが焦りの気持ちは押さえようもなく、このふるさとの明日がどうなるかわからないことでいままで尖がった主張が多くなったことは事実として認めたい)。

 辛抱強く冗長なブログを読んでくれている皆さんにも厚く御礼申し上げたい。
 立場の違う市役所の方々も、市立病院職員の方々も、塾生や卒塾生も塾生のお母さんたちにも読んでくださっている方がいらっしゃる。最近は個人面談で「先生、ブログ書いているんですね」とにっこりされるお母さんが増えています。ありがたい。

 立場や考えの異なる人もコメント欄へいつでも自由に書き込んでください、歓迎します。議論を避けてはふるさとがよくなりません。

 9年前東京からふるさとに還ったパトリオット*は気持ちをあらたに船出します。


*パトリオットについて二つブログ記事を書いているので、興味のある方は読んで欲しい。遠藤利國氏は青春時代の友人の一人である。若者よ東京で学べ!
#1029 『現代語訳 帝国主義』幸徳秋水著・遠藤利國訳
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-16

#1030 nationalism とpatriotism :遠藤利國訳・幸徳秋水『帝国主義』
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17

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