SSブログ

#1540 内閣総理大臣菅直人の本性  Jun. 4, 2011 [B7. 政治に求めるもの]

 平和の象徴だったはずの鳩が怒っている。午前中に退陣すると約束したのに午後には菅が続投を表明し、事態に慌てて「なんだペテン師か」と怒っている。
 日本人にとって一番重いのは紙に書かれた契約書や念書の類ではない。口約束である、これを破れば腹を切るというのが武士の作法だ。

【かつて本性を見抜いていた人もいた】
 お坊ちゃまの鳩には数年の付き合いでは菅の本性はわからなかったようだ。そういうペテン師の本性は彼を使っていた市川房江が30年も前に見抜いていた。「菅君には注意したほうがいい」と秘書に言っていたそうだ。選挙で自分の名前を勝手に使われたり、自分の支援者のリストを利用してお金を集めたり、腹に据えかねることがあったようだ。
 議員になる初めから手段を選ばぬ人間だったのだ。市民運動家という仮面にだまされてはいけない、権力への妄執は30年の筋金入りである。どうやら彼にとっては市民運動は手段であって目的ではなかったようだ。
 形式論理的な言い逃れができるような文書作成に何人かで智慧を絞ったのだろう。下劣でみったくない姿である。

【見事に一貫した行動=情報隠蔽】
 昨年の中国漁船事件は海上保安隊員が殺害されたという2チャンネル情報も流れたが、ついに闇の向こうに葬られた。
 今朝のニュースでは原子力安全保安院が3月12日の福島県緊急時モニタリングの情報、放射性テルル73ベクレル/㎥のデータを隠していたことが判明した。核燃料が溶融した証拠のデータである。ただちに避難勧告をしなければならぬデータだった。この重要な情報を隠蔽したことで、数十万人の人々が深刻な被曝に見舞われることになった。
 なんてことはない、原子炉内で核燃料が溶融して再臨界を起こしていたことを政府は当初から知っていたのだ。その上で枝野官房長官が「ただちに健康被害があるわけではない」と言い続けたのだ。もう彼らの言に信はない。 菅とそのとりまきは実に一貫した行動を示しているではないか。
(中立なはずのNHKは無批判に「ただちに・・・」を垂れ流し続けたばかりでなく、原発推進派の科学文化部のMを使い「安心・安全」を1ヶ月以上も何度も垂れ流し続けた。NHKは放送受信料で成り立っているのだから、今回の原発事故報道のあり方を第三者機関を設置して公開で検証すべきではないか)

【沈む船から逃げるネズミの現象?】
 川俣町の雑草からは123万ベクレル/kgの放射性要素が検出されていた。これも「未公表データ」である。今頃になって出てくる。
 文部科学省のスピーディ・システムのデータも37件が「未公表」であった。3月11日午後6時からの1時間後との予測データ37件が隠されていた。言訳が白々しい、"データのあることを忘れていた"。
 原発反対派の人たちやマスコミが何度も公表しろと言っていたのを無視していたのだから"忘れていた"という言い訳は通用しない。

 こういう「未公表データ」が次々とでだしたのは、ペテン師政権に政府関係機関すら愛想を尽かしたということかも知れぬ。これ以上義理立てして情報隠蔽に協力しても得はないと、沈む船から逃げ出すネズミのごとくの自然な行動と理解すべきか。

【退け際の美学】
 鳩よ、もう話し合いの必要はないのだ。菅は見たとおりの本性でもう箸にも棒にもかからぬ、60過ぎた男が変わるわけもないのだから遠慮はいらぬ、とことん戦え。
 菅は形式論理を駆使して全力で戦いを挑んできているから、権力への妄執に正直な奴だとも言える。ようやく本性むき出しになった、まるでガキンチョである、かわいいではないか。
 あなたは本来は議員すら辞めているはずの人間だ。あなたも一度引退を公言した人だから、同じ論理で菅がペテン師ならあなたもペテン師であるはずだ。
 日本人なら、未練がましくせずに敢然となすべきことをなし、さわやかに引退すればいい。
 お坊ちゃまのいいところはさわやかであることだ。

*「鳩山前首相 独占インタビュー「男として、人間として、あるまじき態度だ」」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110603/stt11060321010010-n1.htm

**「「お巡りさん、私を殺して」遺族の叫びに警察官は泣いた 埼玉県警災害派遣部隊が被災地の現場報告」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110603/dst11060322310016-n1.htm

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0