#1258 第3回定例市議会傍聴 (2):市長答弁の嘘 Oct. 27, 2010 [33. 地域医療改革の烽火]
昨日、26日のJ氏に対する答弁で、H市長は医師一人当たりの売上が1.5~2億円あるので、医師減による売上減少が予算と実績の差異を大きくしたと答弁した。
毎年根拠のない医師増員を掲げて予算売上を膨らませてきたのは病院事務局だ。事務長と市長の指示がなければ4~6億円も現実から乖離した予算を作れるはずもない。不正直・不誠実な答弁は一貫している。この徹底振りにはもうお見事というほかないだろう。
さて、医師一人当たりの売上だが、入院と外来の売上合計値はおおよそこの5年間は19億円から24億円の間である。今年度の医師数は8月末までは16人、出張医が4名、それに夜勤の非常勤医がいる。常勤医換算で何人になるのか、換算計算式の基準とともに資料提出を病院事務局に求めるべきだ。市長の嘘はすぐにばれる。
医師の退職で影響が大きいのは麻酔科医である。T先生が9月に退職したが、外科手術の件数が減り、入院が減る。病院売上へ大きな影響がある。
医師一人当たり売上が1.5億円あったら、病院の赤字は半分の6億円程度に収まるだろう。麻酔科医と外科医が退職し、さらに他の医師の退職が予定されているので、今年度の実質赤字が13億円を超えるのではないかと昨日会派代表質問に立ったJ議員が懸念を表明したが、それに対する市長答弁はなかった。
今日また他の議員がこの点について質問するだろう。「改革プラン」は砂上の楼閣、絵に描いた餅である。このような根拠のないプランで走っていたら根室の財政は破綻する。もう、病院事務局に勝手に「改革プラン」を作らせるのは止めよう。病院建て替え特別委がガイドラインを作ってそれに沿って作らせればいいだけのことだ。それで実務上、病院事務局の「暴走とインチキ」は防げる。
大事なことは、来年度予算でこのようなインチキを許さないことだ。
医師一人当たりの売上が大きいのは、前院長が担当していた透析室だろう。保険点数の関係と患者数からどの病院でもここが一番大きいに決まっている。ついで整形外科だろう。医師一人当たり売上が1億円を上回るのはこの二つしかない可能性がある。おそらく透析室を除けば医師一人当たりの売上は1億円あればいいほうだ。
もちろん売上には、一般会計繰出金を含めてはいけない。「病院収益」には一般会計繰出金が含まれている。
市議は質問を具体的に掘り下げなければならない。H市長が助役時代に病院ニホロ移転の市民説明会で虚偽説明したのを私は自分の目と耳で確認している。あとで北海道新聞がスクープした。H助役はニホロの土地が一番安いと説明した、ところが、北海道新聞の記者が地主に取材したところ、H助役の説明した土地の単価が違っていた。ニホロよりも駒場町のほうが安かった。ニホロに病院をもっていきたい何らかの事情があって、嘘をついていたのだろう。
この人は何かを隠して公の場で嘘をつくのが癖になっているようだ。これ以上の虚偽説明を許してはならぬ。根室が財政破綻するリスクが生じている。
さあ、今日は市議会へ傍聴に行こう。市議がH市長の虚偽説明を暴くかもしれない。市長へ公開要望書を提出した3名のうち、瀬谷、本田の両氏が一般質問に立つ。
聴いてみようではないか。そろそろ根室の市議会が変わりそうだ。昨日のJ議員の再質問が露払いをした。緊張感のある質疑がある。
市長は昨日とは違って誠実に正直に答弁してもらいたい。いままでのインチキ説明を率直に詫びて、真摯に現実と向き合い、市議と市民の協力を仰げばいい。
*瀬谷議員の一般質問を聴きに行った。遅くなったので市長答弁の終わりの部分と、瀬谷議員の再質問、それに対する市長答弁を聞いた。時間が短すぎる。時間切れで議論は深まらない。傍聴席にはお一人いただけである。火曜日の午前中ではしかたがないか。(27日11時半追記)
毎年根拠のない医師増員を掲げて予算売上を膨らませてきたのは病院事務局だ。事務長と市長の指示がなければ4~6億円も現実から乖離した予算を作れるはずもない。不正直・不誠実な答弁は一貫している。この徹底振りにはもうお見事というほかないだろう。
さて、医師一人当たりの売上だが、入院と外来の売上合計値はおおよそこの5年間は19億円から24億円の間である。今年度の医師数は8月末までは16人、出張医が4名、それに夜勤の非常勤医がいる。常勤医換算で何人になるのか、換算計算式の基準とともに資料提出を病院事務局に求めるべきだ。市長の嘘はすぐにばれる。
医師の退職で影響が大きいのは麻酔科医である。T先生が9月に退職したが、外科手術の件数が減り、入院が減る。病院売上へ大きな影響がある。
医師一人当たり売上が1.5億円あったら、病院の赤字は半分の6億円程度に収まるだろう。麻酔科医と外科医が退職し、さらに他の医師の退職が予定されているので、今年度の実質赤字が13億円を超えるのではないかと昨日会派代表質問に立ったJ議員が懸念を表明したが、それに対する市長答弁はなかった。
今日また他の議員がこの点について質問するだろう。「改革プラン」は砂上の楼閣、絵に描いた餅である。このような根拠のないプランで走っていたら根室の財政は破綻する。もう、病院事務局に勝手に「改革プラン」を作らせるのは止めよう。病院建て替え特別委がガイドラインを作ってそれに沿って作らせればいいだけのことだ。それで実務上、病院事務局の「暴走とインチキ」は防げる。
大事なことは、来年度予算でこのようなインチキを許さないことだ。
医師一人当たりの売上が大きいのは、前院長が担当していた透析室だろう。保険点数の関係と患者数からどの病院でもここが一番大きいに決まっている。ついで整形外科だろう。医師一人当たり売上が1億円を上回るのはこの二つしかない可能性がある。おそらく透析室を除けば医師一人当たりの売上は1億円あればいいほうだ。
もちろん売上には、一般会計繰出金を含めてはいけない。「病院収益」には一般会計繰出金が含まれている。
市議は質問を具体的に掘り下げなければならない。H市長が助役時代に病院ニホロ移転の市民説明会で虚偽説明したのを私は自分の目と耳で確認している。あとで北海道新聞がスクープした。H助役はニホロの土地が一番安いと説明した、ところが、北海道新聞の記者が地主に取材したところ、H助役の説明した土地の単価が違っていた。ニホロよりも駒場町のほうが安かった。ニホロに病院をもっていきたい何らかの事情があって、嘘をついていたのだろう。
この人は何かを隠して公の場で嘘をつくのが癖になっているようだ。これ以上の虚偽説明を許してはならぬ。根室が財政破綻するリスクが生じている。
さあ、今日は市議会へ傍聴に行こう。市議がH市長の虚偽説明を暴くかもしれない。市長へ公開要望書を提出した3名のうち、瀬谷、本田の両氏が一般質問に立つ。
聴いてみようではないか。そろそろ根室の市議会が変わりそうだ。昨日のJ議員の再質問が露払いをした。緊張感のある質疑がある。
市長は昨日とは違って誠実に正直に答弁してもらいたい。いままでのインチキ説明を率直に詫びて、真摯に現実と向き合い、市議と市民の協力を仰げばいい。
*瀬谷議員の一般質問を聴きに行った。遅くなったので市長答弁の終わりの部分と、瀬谷議員の再質問、それに対する市長答弁を聞いた。時間が短すぎる。時間切れで議論は深まらない。傍聴席にはお一人いただけである。火曜日の午前中ではしかたがないか。(27日11時半追記)
2010-10-27 08:03
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ebisuさん。久しぶりに書込みします。
Blogの件とは直接関係ないですが、先日、国の方針で、個人の保険負担増額案がTV等の報道でありました。
仮にこの案が通過した場合、正直今以上に病院に受診する患者が減少すると思われます。
できれば、病院改革プランは理想と最悪ケースの2種類で作成してほしいところです。
私たち市民に理解される病院改革プランが望ましい。
by Holy Talker (2010-10-27 11:27)
Holy Talker さんへ:
最悪プランのシミュレーションは社内公表はしなくても、長期計画立案担当者や予算統括担当者は具体的なコンテンジェンシープランをシミュレーションしているものです。
もちろん私も20代からそうしていました。
自分が経営者ならどういう手を打ち、どういう手を準備しておくかと、つねに自問しながら自分の仕事を担当してきました。狭い範囲の仕事を正直に誠実にしつつ、思索はあらゆる限界を外して行う、そういう修業時代が必要です。
税金で動いていると危機感覚が麻痺してしまうのでしょう。
仰るとおり、市長は市立病院建設の前に最尤と最悪と2種類のシミュレーションを市民に開示すべきです。そして、最悪の場合の財源の具体策を示すべきでしょう。
まもなくそうなってしまうのですから。
わたしは、冗談でブログを書いているのではありません。(笑い)
by ebisu (2010-10-27 11:42)
今日の根室新聞によれば26日の傍聴者はあわせて40人とか。代表質問の病院関連に一面の左半分割いて詳報。説明会の方式とかも出ていて市の実質負担は22億円とか、
良く分からないけど
良く分からない。
前向きなのかな・・・
どんな風な答弁だったか知らないけれど
根室新聞紙面では大丈夫そうな気もしますが
数字が読めないのでわからない
by NO NAME (2010-10-27 21:21)
NO NAME さんへ:
そんなにいたのですか。私が行ったときには5人ほどいました。
今朝はお一人だけ。午後、本田市議の質問の時には5人いました。
この中には、システム投資が入っていません。すでに前倒しで平成20年にやられています。まだ5億円分あるようですが、どういう理由か総事業費から外されています。
いろいろ姑息なことをおやりになっているようで、これでは市民は何が行われているのかさっぱりわかりませんね。
これがH市長のいう「市民との協働」です。市民説明会も開かない。
あきれてしまいました。
いやあきれていてはいけません。
by ebisu (2010-10-27 22:27)
市民への説明は「根室市まちづくり出前講座」で行うと理解しています。私の理解では10人以上の市民の要請でそこに担当職員を派遣して説明。
なにか問題が指摘されても担当者が持って帰るだけということになりかねませんから、いわば遅出しジャンケンです。
これが市民説明会に替わるものなら、市長はある意味賢いです。しかし誰のための賢さかは???
by NO NAME (2010-10-28 21:59)
NO NAME さんへ
首長ですから、市の財政を揺るがす大問題へは、自ら市民へ直接説明するのが職責だと思います。
それを担当者を派遣するなどという、姑息なことで切り抜けようとする。問題が重大で、担当者レベルの問題ではありません。
市民は市長に問いただしたいのです。
首長としての職責を果たせないなら、お辞めになったらいいと思います。
by ebisu (2010-10-28 22:24)
おはようございます。
ebisuさん。
Blogの内容をみていると、この市の市政は、オオカミ少年(イソップ童話)のような感じします。
『NO NAME (2010-10-28 21:59) 』が書かれている「根室市まちづくり出前講座」に関してですが、「根室市まちづくり出前講座」=『市民への説明』の図では、市民への説明義務がずる賢く利用されています。
根室市まちづくり出前講座を必要としない市民は、市政に『同意している』かのように捉えられるかもしれません。
またこの講座は、あくまでも『まちづくり』が中心だと考えます。これに病院建設や市政の経営に関する質問への回答は難しいのではと思います。
病院建設は、根室市の大事業なのだから、担当レベルでの説明も必要ですが、まず市長自らが市民へ説明する義務があります。
病院建設の市民説明は、市が説明会を開催する必要があります。その後に、出前講座でカバーしていく体制図式が理想ではないでしょうか?
これは私の案ですが、FM根室と協力して、1日公開質問会を開催し、市民からの電話質問を市長が回答するという形などはどうでしょうか?
当然、公開質問会の日は、根室市内のお店が協力して、放送を流すようにするという体制が必要です。
ただ質問者は、今後のプライバシーや生活もあるので、匿名をOKとする必要もあります。
このように市民の生の声を聞く体制作りが根室には必要です。
by Holy Talker (2010-10-29 09:03)
Holy Talker さんへ
FMねむろで公開質問会、いいアイデアですね。
具体的で現実的、なかなかこういうアイデアは出てこない。
ブログを読んでいて、FM根室へツテのある方、この企画をFMねむろへ持ち込んでくれませんかね。
ebisuは協力期待しています。
最近FMを聞かないけど、ヨースケさん、いるのかな?
by ebisu (2010-10-29 09:36)