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#1223 足し算もできない大人、昨年度赤字11.7億円:財政再建対策特別委 Sep.30, 2010 [33. 地域医療改革の烽火]

 根室の中学生の学力がこの数年間さらに急速に落ちている。今年度の学力テストは北海道は44位から転落し、ビリになったようだ。その北海道14支庁管内の中で、根室は最下位である。端的に言えば全国一学力の低い町だということだ。私塾経営者としてこの現状を深く憂えるものである。
 週2日はブカツを止め放課後補習に当てる、ブカツを5時までに制限する、土日終日ブカツを禁止するなどいくつかの有効と思われる提案をブログ上でしているが、一向にやらない。市教委と学校は根室の子どもたちの学力向上にとって抵抗勢力なのか?
 さて、今日の北海道新聞を見て驚いた。大人がどうやら足し算もできないらしい。選りすぐりのメンバーで構成されているはずの「市立病院の財政再建対策特別委員会」は何にも理解できないらしい。支離滅裂、辻褄の合わない市側の説明に肯くばかりでは、小学生に笑われます。解説は後でするから、まずは記事をお読みいただきたい。
 なお、この記事がオンラインニュースに載れば、URLを貼り付け、タイプ打ちした記事は削除させていただくことになるので、あらかじめお断りしておく(この手の根室地域版の掲載記事がオンラインニュースに載ることはほとんどない)。

市立病院改革計画
 
市からの繰り入れ増額
  10年度以降3億~5億円 患者の減少反映
【根室】市立病院の財政再建対策特別委員会(山本連治郎委員長)が29日、同病院で開かれ、病院事務局が病院事業改革プラン(2009~13年度)を実態に即した内容に修正することを報告した。病院建て替え費用や、医師不足による患者減を反映した結果、病院事業会計への一般会計からの繰り入れは、年に3億~5億円程度増加する。(幸坂浩)

 改革プランは、市が08年度に発行した公立病院特例債を確実に償還するため策定。当時はまだ建て替えが決まっておらず、建て替えに伴う収支増などは反映されていなかった。プランの修正は10年度以降が対象。建て替えに伴う支出増を織り込んだだけでなく、計画通りの常勤医が集まっていないことによる患者減と収入源を反映させた。
 この結果、一般会計からの繰り入れは、年に3億~5億円程度増加。新病院が開院する12年度は、当初計画比5億3千万円増の11億9500万円となる。
 また、現在は199床ある許可病床を、建て替え後は135床にすることが決まっており、10月にも減床を前倒しで実施する。これで09年度は50%に満たなかった病床利用率は10年度以降は80%台になる。11年度以降は70%を切ると交付税が減額される見通しだったが、減床前倒しにより、興不在は回避できる。
 一方、プランの実施初年度となった09年度決算によると、一般会計からの繰り入れは当初計画比4億2700万円多い11億7300万円だった。医師不足による患者減などが理由で、特別委の委員は「新病院になれば医師が来てくれると期待したい」と話していた。

< コメント >
 せっかく幸坂記者がいい取材記事を書いてくれたのだから、新聞では書きたくても書けないだろうことを、ebisuがストレートに書こうと思う。

【年額11.7億円の大赤字の事実】
 「一般会計からの繰り入れ」とは実質赤字のことである。民間の損益計算書では経常損失に該当すると見てよい。「広報ねむろ」では病院事業は黒字と報告されている。6月の広報にあるはずだから確認されたら良い。
 つまり、2009年度病院事業は年額11.7億円もの損失を出したということだ。知らない市民が多いだろう。なにしろ、市側は病院事業は「黒字」だと市の広報で宣伝しているのだが、それは大ウソである。名目ではなく、きちんと実質を説明しろと言いたい。

【インチキ改革プラン】
 2008年度に策定したプランよりも2009年度実績は4.27億円も赤字が膨らんで、11.73億円にもなったとある。1年先のことすら4億円もの狂いを生ずる計画とはいったい何なのか。民間企業なら担当役員はクビだ。
 病院事業予算は毎年同じような額の差異を生じている。つまり、計画はひどく杜撰で、恣意的なものである。この好い加減さにはあきれてしまう。
 結論を言おう、修正された計画もアンダー・エスティメイトである。数億円の差異が出るだろう、説明しよう。

【建て替え後の損失は15億円以上になる】
 委員は足し算もできない人ばかりのようだ。だれがこんなメンバーを選んだのか?市長の諮問委員会だから、市長に都合のよいメンバーだけが選ばれている。病院建て替え整備市民委員会がそうだっただろう。あそこに説明しているので「市民への説明は終わっている、これ以上やるつもりはない」と市議会で本田市議の質問に長谷川市長が答えている。この委員会も同様で、市長の翼賛機関に過ぎない。
 さて、小学生でもできる算数の説明をしなければなるまい。バカバカしいにもほどがある。すでに年額11.7億円の実質赤字だから、それに建設後の償却負担4億円前後を加算すると15億円は越えてしまうだろう。
 こんな簡単な足し算すらできないのなら、恥ずかしいから委員を退くべきだ。このような好い加減な委員会で、また市民が承認したなどと市側にいいように利用されては困るのである。
 このように根室はマチの有力者然とした大人が一番程度が低い。その低い者たちが寄ってたかって、市長と一緒になって根室の夕張市化を促進している。

【病床利用率70%】
 135に減床しても病床70%では95ベッドの稼動が必要になる。昨年の数字だったか、90前後だったはずだ。麻酔科医と外科医が退職しているから、さらにベッドの稼動数は下がると見るのが「常識」だろう。
 「前倒しで減床」したってとても70%は無理で、交付税は減額されるのはほぼ確実だ。
 数字をひとつもチェックしない(できない?)で、病院側の主張を鵜呑みにする委員、異議を唱える一人の例外もない。

【医者が増えれば改善するというのは大ウソ】
 すでに16人にまで常勤医が回復しているのに、昨年は11.7億円の赤字、今年は12億円を超えるだろう。常勤医が3人まで減少した年よりも赤字幅は大きくなっている。なぜそんなことになるのか不思議だろう?事実としてそうなっている。それゆえ、医師が増えても、いまのやりかただと病院の損失は縮小できない。

【来年度の見通し】
 外科医と麻酔科医が退職し、補充がつかない。それどころか、市の幹部が北大小児科医局でバカな説明をしてしまったから、小児科の引き揚げが現実化しつつある。先にやめた外科医が引っ張ってきたドクターも今後どうなるか。他にも懸念材料だらけである。4月以降医師が何名か退職する可能性が大きい。道からの派遣医4名も、再来年には期限が切れる。市長と事務長はあきれるほど医療「音痴」である。根拠のないことを言うつもりはないから、おいおいブログで明らかにしよう。
 建て替え後の常勤医が仮に12名とすれば、病院事業赤字は20億円前後になりかねない。私たちは市の財政破綻という、たいへんなリスクにさらされている。
 そうした大きなリスクがあるのだから、市長は市民説明会を開いて直接市民へ説明すべきだ。

【勝手に減床を決めるな】
 135床に前倒しで減床するという。誰がそんなことを許可した。療養病床の問題が未解決だ。地域医療協議会は2年前に市立病院の休床分を療養型へ振り替えるべきだと提言している。療養病床がひとつもない市なんて、全国に根室以外にあるのだろうか?療養病床がないのはとっても恥ずかしいことだ。そして、年寄りを抱えた家族がたいへん困ることになる。介護施設と医療施設は役割が違い、代替できない。市長は介護施設がベッドを拡張するから大丈夫といっている。実際には介護施設ではケアできなくなった多くのお年寄りが、市内の精神科の病院に多数入院して亡くなっているのが現実の姿だ。精神科合計200ベッドの大半が本来は療養型病床で介護すべきお年寄りだろう。また、根室周辺の町の療養病棟に入院して、家族に看取られずに亡くなるお年よりも増えている。地元の病院で親戚・知人に看取られながら死にたいという切なる願いもかなえられずに亡くなる。
 抑制用の薬剤を使うとお年よりは急速に呆けていくし、歩く体力を失い、半年~2年前後の短期間で死んでいく。療養型でケアすれば、お年よりは何年も生を永らえ、自然な体力の衰えと共に子・孫・ひ孫・親戚・友人に看取られて亡くなる。
 療養型病棟をもつ周辺の町の病院からは、自分のところでケアすべきだと非難が始まりつつある。ほんとうにこんな恥ずかしい町のままでいいのだろうか?自分の町のお年よりは自分の町で最後までケアするというビジョンをもたなくていいのか?根室をそんな貧しい町にわたしはしたくない。

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コメント 14

mami

病院が新しくなったら、医師が来る…なんて、脳天気と言うか、バカと言うべきか…そんなこと有るわけないのに。臭いものに蓋をする体質は何とかしないと、蓋より中身が大きくなって飛び出して来ているのに知らぬ存ぜぬじゃ何のための市長、委員なんでしょうね。市民も病院が新しくなると言う期待よりも医師がいなくなると言う危機を考えなくてはなりません。でもね、若いママさんって半分以上転勤族じゃないかな?「いずれは転勤だから私には関係ない」って人も多いですよ。地元の若いママさんはなるようになる事なかれ主義って言うか…きっとなくなってから大騒ぎするタイプが多いのかと(根室って年関係なくこのタイプが多いですけど)。
by mami (2010-09-30 11:28) 

NO NAME

mamiさんがストレートに表現しましたね。
患者や医療従事者が病院を選ぶ基準は、そこにどういう病院があるかではなく、そこの病院にどういう医者やスタッフがいるかということなんです。
その辺、委員はまったく分かっていませんね。mamiさんいわく脳天気です。
たとえ建物が新しくなってもスタッフも患者も増えません。真新しさに6ヶ月くらいは増えても再び元に戻るのが常です。
スタッフがやる気をなくし、次々と退職してゆく今の市立病院の体制ではお先真っ暗ですね。

建設的意見としてはスタッフのモチベーションを上げる事ですが、なぜモチベーションが下がったかの解析が必要になります。すると、現状解析=ブログ炎上につながるので控えましょう。そこはEbisuさんにお任せです。

スタッフが生き生きと元気に働く病院⇒患者にも良い雰囲気が伝わる⇒良い評判が世間に広まる⇒スタッフが更に集まる⇒患者が集まる、という連鎖が起きない者でしょうかね。
by NO NAME (2010-09-30 12:41) 

怒り市民

『病院が新しくなってきれいになったら、医師も来てくれるだろう』などとぬかしてる特別委。
脳天気どころか大馬鹿だ。
一時は、市立病院に行けば殺される!とまで悪評が立った病院だ。
医療技術・サービスレベルの低→医師減→機能しない→悪評→患者減→赤字蓄積の堂々巡り。
この勢いでは新病院が完成する前に崩壊するかもしれない?
根室市の子供の学力以下に、市や病院経営関係者の知能レベルは低い。
根室市には正論が通用しない。
学習してない人には何を言っても理解できないのだろう。
市長は市民のためなどこれっぽっちも考えていない。
所詮は行政の人。
無念だ。
by 怒り市民 (2010-09-30 13:16) 

サリー

私もひとこと・・・。

市の病院建設問題も教育問題も以前から気になっていたのですが、塾長のブログを読んでるうちに、市に対してどんどん不信感がつのってきます。

中学校での過剰な部活も問題でしょうが、話によると、基礎となる大切な義務教育の場で、妨害行為をはたらく生徒が多く、まるで授業にならない状態だというし、学校の敷地内では未成年の喫煙を黙認しているというではありませんか!
違法行為であっても、警察もPTAも教育委員会も干渉しないのが信じられません。根室市の教育が完全に壊れてますね。
それと、
市民のための市営病院がこんなかんじですと、本当に不安でたまりません。 
市の人口は減り、高齢者がどんどん増えていきます。
当然、介護できる病院施設が絶対に必要になります。
だれが、痴呆症にもなっていない親を精神病院に入れたいと思いますか? 
塾長のおっしゃるとおり、療養型の病棟がないと困ります。
まして、小児科がなければ、お子さんがいる方は不安で仕方ないでしょう。
根室に永住する人間は、もっともっと真剣に、自分たちの町の医療や教育に関心寄せるべきではないでしょうか?
転勤族の方々も、きちんとした医療も受けられないような町で生活するなんて、辛いと思います。

病院が新しくなれば、出張ドクターでなく、本当に、優秀な医者が常勤にやってきてくれて、この町で骨を埋める覚悟で仕事してくれるでしょうか?
根室市のやり方を見ていれば、そうは思えませんが。

by サリー (2010-09-30 17:17) 

通りすがりですが・・・

 部活の時間が長いかどうかについては、様々な意見があるのでコメントはひかえますが、それより規律を守ることができない生徒の「野放し状態」は早急にどうにかしないといけないと思います。
 
 仮に部活時間が少なくなっても、補習しようにも生徒が教室にいないのならどうしようもありません。
 朝練も、午後練もやっていて根室より学力の高い地区は他にもたくさんあります。根室の問題は、それだけの時間をかけても結果があまりふるわないことでは!?
 
 学校や教育委員会の責任もあるかもしれませんが、やはり親が子どもに対して、しつけが出来ていないのが一番の問題だと感じます。親が、子どもに対してきちんと物を言えないという状態なので、子どもはわがままし放題。

 根室の町を豊かにするためには、まず最初に親がしっかりと教育力がないとダメなのではと思う今日この頃です。
 
by 通りすがりですが・・・ (2010-09-30 21:56) 

札幌より。

このブログ、時々拝見しています・・・最近道内で有名なブログですから・・・
正直に申し上げましょう(==)!根室に常勤で赴任してもいい?!特例者を除いてそのようなdoctorは通常ありえません。それほど根室市は特別区扱いです。当北大や札幌医大に出向いて来られる根室の病院長・事務長は厄介者扱い!迷惑千万と評判です。あなた方は一体何がおっしゃりたいのですか?何はともあれ、一刻も早く小児科の午後8時の特診を中止したいとの意向は市民の皆さんに周知されていますか?退職された麻酔科医・外科医の補充の目途は如何ですか?病院の建て替え???・・・
by 札幌より。 (2010-09-30 22:11) 

ebisu

mamiさんへ

根室の地域医療はとっくに壊れてしまっているのでしょう。
無理に無理を重ねてきたようですが、歪がどこかに出ざるをえません。
それが医療に出てしまった。病院ですから当然のことでしょう。医師も千差万別。町立中標津病院の院長が偏差値だけで医者になろうとするような医者は要らないと北海道新聞に寄稿していたことがあります。分かったつもりでしたが、わかっていなかった。その意味がようやくわかりました。
by ebisu (2010-09-30 22:53) 

ebisu

NO NAMEさんへ

いつもハッキリした物言いですね。簡潔で要をえている。
どのような医者やスタッフがいるのかということ、患者が病院を選ぶ基準は仰るとおりです。その次に病院建物でしょうね。
病院建物は老朽化が激しく、入院患者も外来患者も居心地がよくありません。わたしも早く建て替えるべきだとは思っていますが、それが財政破綻とならないように打てる手は打って、リスクを小さくしたいのです。

スタッフのモチベーションに言及されましたが、これも同感です。
提供する商品(サービス)のレベルを上げることと、品質管理を徹底することですね。
病院ですから、品質管理が徹底していなければなりません。いやいや単なる仕事に対する責任感の問題かもしれません。
品質の劣化はただちに患者の死へ結びつきます。

医療機関としての原点に返るべきだと私は思います。内部で起きていることを隠蔽せず、毅然と対処する。そうすることで内部にも安心と信頼が生まれるでしょう。もちろん患者やその家族にも安心と信頼は伝わります。

ダメなものはダメと言えなくなったら、医療機関としては最低です。誇りがもてるはずがない。

モチベーションの上がらない原因については、じっくり語りたいと思います。
医療と経営と二つの側面から原因を語るつもりです。
by ebisu (2010-09-30 23:13) 

ebisu

怒り市民さんへ

あなたのご意見が一番きつかった。
でも、お怒りはごもっともです。
隠蔽だらけで、患者のことを考えているのでしょうか。
彼らなりに考えてのことなんでしょうね。
数さえ合わせればとりあえずいいだろうでは、困ります。
新臨床研修制度以降、地域医療は崩壊してしまいました。
135ベッドの小規模病院では、もういろいろな科をそろえることはできない相談です。
不便でも釧路の病院と機能分担をするしかありません。すでに脳外科は完全に釧路です。それが広がる。
ごまかさず、正直に市民へ説明して、理解と納得を得ることが必要なのではないでしょうか。
by ebisu (2010-09-30 23:21) 

ebisu

サリーさんへ

学校崩壊の様相を呈している現状は見過ごすことができません。親の言うことを聞かない生徒は大半が先生の言うことも聞かない。おそらく、あきらめが先生たちにもあるのでしょう。
子どものしつけができない親が増えているのも事実であると思います。
それにしても、学校敷地内での喫煙という違法行為を放置してはダメですね。ダメなものはダメ、注意して聞かなければ、警察の介入検討もやむをえないでしょう。保護者にもその旨、繰り返し説明すべきです。

療養病棟がないのは町の恥です。市長は議論すら封じています。市議会も病院特別委は市長が結論を出したことだという理由で、委員長が議論を封じています。おかしな話です。

小児科の危機は、市民が物を言わなければどんどん悪化してしまう好例です。後のほうのコメントにもありましたが、小児科の夜間診療中止について私たちは何も聞かされていません。小児科の先生の努力を見ているだけではすまない。市民が自ら動かなければ、しっかりした医療は手に入らないのだということにいまさらながら気づかされます。
by ebisu (2010-09-30 23:34) 

ebisu

通りすがりでずが・・・さんへ

仰ることはおおむねその通りでしょう。
しかし、教育関係者は自分たちにできる範囲のことはすべきだと思います。
正直に誠実に仕事をすれば改善できることもあります。
その上で、もうこれ以上は家庭のしつけの問題ですと言いたい。

それにしてもしつけのできない親の割合が増えています。
小学校低学年で組織的に家庭でのしつけの問題を採り上げる必要は感じます。
by ebisu (2010-09-30 23:54) 

ebisu

札幌よりさんへ

正直なご意見ありがとうございます。
「根室に赴任してもいい」というのは「特例者」ですか。わたしも正直に言いますが、なんだかがっかりです。その通りでしょうが、みもふたもありません。

道内有数の進学校である旭川東高校元校長が社会科の教師として根室に赴任していたことがあります。その方が講演会で仰った言葉が印象的でした。「根室に来たくて来た教師は一人もいない」と大勢の根室市民の前で発言しました。教育長は苦笑いしていましたね。反論はありませんでした。小中学校もその通りだと追認したのかもしれません。

そうであるのかもしれませんが、根室に五年十年いるうちに、根室を愛して根室の土となった先生もいらっしゃいます。郷土史を研究していた先生がいらっしゃいます。習ったことはありませんでしたが、生徒会顧問をしていたので面識はありました。卒業してからニ十数年たって海岸で国後島を双眼鏡で眺めていたら声をかけられて、お宅まで誘われ集めたあるいは作った資料をたくさんみせてくれました。澄んだ目のいい先生でした。

ドクターの中にも私が知る限りでそういう方が数名いらしたようですが、根室は対応を間違えてしまったようです。

努力をしないで手に入るものなんて、すぐに手から零れ落ちてしまうもの、本当に、いい医者が欲しいのか、根室市民が問われているのだと思います。
病院建て替えよりも、こちらの方が大きな問題です。

>退職された麻酔科医・外科医の補充の目途は如何ですか?病院の建て替え???・・・

そう聞こえるでしょうね、事実そのようですから。

>当北大や札幌医大に出向いて来られる根室の病院長・事務長は厄介者扱い!迷惑千万と評判です。あなた方は一体何がおっしゃりたいのですか?
・・・・・m(_ _)m

小児科の午後8時の特別診療を中止したいというお話しはわたしは耳にしておりません。
情報公開と云うよりも、診療にかかわる情報は病院はもっときちんと市民へ伝えるべきですね。院長や事務長は医師招聘に忙しくて手が回らないようです。
おそらく、「市立根室病院小児科を守る会」ができないとそうした情報は市民へは伝わらないのだろうと思います。

市民が物をいわず、このままだと、病院が建つころには根室の地域医療がすっかりくずれてしまっているような気がします。
限定されて医療でいいから、安心・信頼できる医療が欲しいと願っています。

願うだけではかないませんね。
ブログは根室の地域医療崩壊へのささやかな抵抗です。
私一人では、市長は無視すればいいだけです。
一人でもやる覚悟は必要ですが、いっしょにやろうという仲間が急に増えるかもしれません。
地域医療や市の財政に危機感をもつ市民が連帯できる可能性が出てきて、状況はようやく流動的になってきました。
現在進行形で営為努力中とだけ申し上げておきます。

しっかりしたビジョンをもち、胸を張って大学医局を根室病院の院長が訪問できる日が来ることを願っています。
by ebisu (2010-10-01 00:52) 

情報は正確に

>道内有数の進学校である旭川東高校元校長が社会科の教師として根室に赴任していたことがあります。

T先生のことでしたら、理科(専門は物理)の教師です。
by 情報は正確に (2010-10-02 02:04) 

ebisu

情報は正確にさんへ

ありがとうございます。
イニシャルが一致していますからあなたの情報が正しいのでしょう。そのときパネラーとして出席されていたのを聞いただけですから。退院後2週間ぐらいのことで、ふらついていました。言い訳にはなりません。
謹んで訂正いたします。m(_ _)m
by ebisu (2010-10-02 06:56) 

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