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#1212 市立根室病院で何が起きているのか:麻酔科医と外科医の唐突な退職 Sep. 19, 2010 [32. 市立根室病院建て替え]

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 市立根室病院建て替え問題をブログの3本の柱の一つに据えてきたが、このところ具体的な病院内部の様子がコメント欄に寄せられている。最初に紹介するコメントにあるように、医師に長くいてもらうためには報酬だけではない、働き甲斐も大切だという指摘はその通りだと思う。
  それぞれのコメントにはコメントを書いている人特有の物事の見方や表現の仕方が反映されている。わたしの文章もごたぶんにもれず、時にタイピングしながら公憤(⇔私憤)やまず勢いに任せて書いてしまうことがある。
 とくに病院内の医師の色分けについては書き手によって見解が相違しているようだから、多様な人物評価があるのだな、というぐらいのつもりで読んで欲しい。単純な図式は分かりやすいのだが、人間はそれほど単純にはできていないし、人間関係は複雑であるから、行間も読む必要があるだろう。
 わたしは内部事情を知らないので、これらのコメントの精度を判断できないし、それぞれの評価についてこれといった断定もできない。だが、なんどかこうした情報の集積がなされれば、否応なしに運営の実態は浮かび上がらざるを得ないだろう。

 同じ事実も別人が見れば見え方が違ってしまうこともしばしばある。そうした多少のバイアスのあることを承知で、お寄せいただいたコメントをそのまま転載したい。病院建て替えにかかわる意思決定をはじめとして、医師の招聘や退職にかかわる情報公開がほとんどなされていないので、これらのコメント情報が市民にとってはじつに貴重なものとなっていることは異論あるまい。

 これらのコメントで、いままでわからなかったことがいくつか判明したように思う。市民が病院の運営について関心を寄せ、さまざまな意見を表明することが、恣意的な病院運営に歯止めをかけるものとなることを期待している。そういう意味で、コメントを寄せられた数人の人に深く感謝している。

 とにもかくにもこのままでは、小児科をはじめ、根室の地域医療が崩壊しかねないので、コメント欄へ寄せられた情報をそのまま貼り付ける。いろいろ疑問を抱いている市民の意見もあわせて読まれたら各自の疑問と一致する部分が多いと思われるので、2つ紹介する。文脈上、私のコメントも3つ紹介させていただいた。
 つい先ごろ立ち上がった「根室まちとくらしネットワークフォーラム」は「教育や医療、産業振興」を三つのメインテーマとしている。33人のメンバーは地域医療問題にどのような提言あるいは苦言を呈するのだろう。若者らしい提言を待ちたい。
 釧路のフォーラムは毎月活動をインターネット上で公開しているが、根室の組織はまだネットで情報を公開していないようだ。

 今後もこうした情報が寄せられれば、ある程度集積してからまとめてブログ本欄で紹介したいと思っている。

-No.1-

常勤医2人、今月末で退職/別海町
http://www.news-kushiro.jp/news/20100915/201009154.html

別海町の水沼猛町長は、14日開会した別海町議会定例会で、町立病院の小児科、外科の常勤医1人ずつが9月末で退職することを明らかにした。地域医療振興協会などの出張医の対応で、外来診療は継続するが、後任が決まる当面の間、一部分休診となる時間帯も出る。また、この影響で出産を町民と里帰り出産に限定し、当面、リスクの高い妊婦の診療や帝王切開を休止する。2人の退職で2科の常勤医はゼロとなる。2人の医師は今年4月に着任したばかり。
小児科、外科が常勤となったことで、7月から一時休止していた初産の扱いを再開した矢先だった。同病院によると、退職の理由は診療方針の不一致としている。

隣町の出来事です。北海道地域医療財団のHPを見ますと、小児科医師募集の年収提示額は2500万~3000万です。これは年齢不問ですので、駆け出しの医師にでも別海は2500万は出すと言うことです。これは言い換えると、現在勤務している小児科医は2500万以上貰っている事に他成りません。若い医師に対しては根室よりも別海の方が給料的には高いと思われます。
それでもこの4月に赴任した医師が半年で辞めてしまう。原因は恐らくですが、小児科の場合は彼が赴任する前に仕事の範囲を制限していた産婦人科が制限を取り払い通常の業務に戻したために一人だけの小児科医が忙殺されて退職を決意した・・・と考えるのが妥当かも知れません。
一方の外科は、今回辞められる医師はいわゆる外科医ではありません。専門は眼科医です。麻酔科の経験はあるようですが。ですから「外科的な事」は何とか出来ても、「外科」は出来なかったのかも知れません。

この2人のケースから学ぶべきことは、医師がやって来る時は確かに収入の良さが大きなアピールに成りますが、いざ実際に赴任して働き始めると、その医師がどれだけ仕事に満足出来るかがその医師を地域に留めさせる最大の力になる・・・と言う事です。
確かに根室の「医心伝心」はやらないよりはbetterですが、それで医師の心の全てを掴める訳ではありません。医師にしてみればそう言った地域の歓迎行事はあくまでもoptionに過ぎません。一番大切なことは、如何にして医師に楽しく働いて貰うか、だと思います。
言い換えれば医師としての働き甲斐(遣り甲斐)の一言に尽きます。
by 或る市民 (2010-09-17 01:36)

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-No.2-

ebisuさん、こんにちは。

起債の許可がおりてしまったのですね。。。
本当は、医師退職や経営赤字問題の改善方針をしっかり示してから、許可がおりてほしいところを、その辺を無視した決定には理解に苦しみます。(私がバカだからでしょうけど)

根室市民にとって、新病院は建設してほしいものですが、財政が赤字に状態でも、ほしいと望んでいる人はどれくらいいるのでしょうか?(かなりいるのでしょうか?)

私は、このまま根室は夕張化することにならないか心配です。
市職員は法律や条例という点で給与などが守られているから、市政が倒産してもある程度の保護があるかもしれませんが、根室市民にとって、病院がなくなるということは大きな損失でそれ以降は絶望しか見えないかもしれません。そんな状況を回避する為にもう少し病院建設費用や設備などを見直すべきではないでしょうか?

また医師退職も今回だけで済むのでしょうか?
また数年前のように常勤医5人になるような状態が訪れそうな気がします。(誰もが先のことはわりません。)

ただ新病院には、療養病棟や患者同士のコミュニティー空間など、もう少し根室市民が望む設計をしてほしいとこです。
私としては、屋上にはソーラーパネルによる発電のエコ施設で、院内にカフェや患者同士のフリースペースの設置や受診時の待合で患者がどこで待っていても連絡が届くシステムとかがあればいいですけど・・・
もう無理かな。。。

医信伝心ネットワークの存在は否定しませんが、バーベキューパーティをやっていたみたいですが、これに参加した純粋な根室市民ってどれだけいるのでしょうか?
本田議員のブログには市民70人とかかれていましたが、この市民70人の内訳として、市職員のご家族などが含まれているのではないでしょうか?この人数はそれを除いた人数とはとても思えない。
そもそも根室市民がこのような閉鎖的な会に飛び入りのような形での参加はあまりしないと思うのですが・・・

私は根室の医信伝心ネットワークは、身内だけが満足している会にしか思えないのはなぜでしょう??
こんなことをやるより、小中学校や老人ホームを対象とした集まりを中心とする方が親身になれると思うのですが・・・
by Holy Talker (2010-09-17 16:17)

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-No.3-

本当に根室病院は新しい院長・事務長に変わってから院内は相当ごたごたしているようですね。現在、医師の招聘活動はこの二人が独断で活動していて、他の医師達や事務局の職員には相談や報告もなく詳しい内容は知らされていないのが事実らしいです。
麻酔科医の退職は本当に残念です。Holy Talkerさんが心配されている医師退職は今後加速するでしょうねえ・・・新聞報道もされていましたが3人の外科医の内の1人は11月末で退職するようです。実際は10月初めに根室を去るようですが・・・人望があり、現在の常勤医師数の確保にはこの医師の功績によるものがほとんどだったようですが、よほど病院の前途に失望したんでしょう。事務長は新病院建設の起債の許可がおりるまで公表しないよう指示したようです。正に隠蔽ですね。
産婦人科の医師の赴任延期の発表の記者会見の内容も虚偽だそうです。この医師は相当問題のある人のようで小児科医を派遣している大学医局が強い拒絶反応を示しているようです。この医師の赴任(11月という噂も)で小児科医や助産師の退職も発生するかもしれません。

by 別の市民 (2010-09-18 04:45)

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-No.4-

ebisuさん。こんにちは。

根室人は、基本閉鎖的な集団ですが、一部では閉鎖した組織の中での権力を握ろうとしている人が多い。
つまり内弁慶的な人間が多いということです。
あとこの町は貧者の一灯を笑うことが多いのは確かなことです。そのせいでお店などの経営が失敗するケースが多い。

病院建設自体は、市民の多くは反対していないと思いますが、建設に莫大な負債をしてまで建設しようとしている事実を理解している人が少ないのではないでしょうか?
場所は根室市自体、起伏が激しいので、建設場所が限られてしまうのはしかたないことだと思います。
現在の場所は、市内の人が多い町内から高齢者が歩くことができるので適切ではないかと思います。
(ニホロなどの場合は、歩くことすら無理ですからね)

医信伝心ネットワークはもう少し市民が気軽に参加する体制、または市民が多く集めるイベントを計画しないと、こんなグループ自体の継続性を疑うしかない。

医師に関しては、かなしい話ばかりですね。
これ程だと、医師間の情報網から根室へは行きたくないという噂が立っているのではないでしょうか?
金銭的は医師として魅力でしょうけど、地域性や環境面でNGという医師が多くなっていくんでしょうね?
前にebisuさんが書かれていましたが、根室市自体で医師を育成する制度等を確立することがかなり重要になるかと思います。

あと聞いた話ですが、病院事務局の幹部クラスは現在働いている職員(委託業者含む)を全員把握できていないらしいと聞きました。これって事務局と現場、技術職等の人間関係がただしく確立できていないということに繋がるのではないでしょうか?
これは私見ですが、病院というのは施設だけが充実しても駄目である。それを利用する患者や職員の小さな人間関係を築きそれが積み上がって病院の評判を形成するものであると思います。
今、市がやろうとしているのは、一方的な施設というハードを充実しようとして、もっとも構築が難しい部分を蔑ろにしようとしている。
市はもう少し市民の声を大きく聞いてほしいところである。
例えば、地元の財界人などではなく、マルシェなどの出入口で、細かく市民の声を聞く体制を考えてほしい。
これにかかる費用などより、市民の意見が今後の根室の財産になるかもしれないのだから・・・

過去の根室市の幻想を打ち破って、未来の根室市を導き出してほしい。
今の市政は、過去の根室市だけを追い続けているようにしか見えないので・・・
by Holy talker (2010-09-18 12:57)

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-No.5-

初めましてebisuさん

ご指摘の通りあの会は茶番ですね。出席した医師は常勤の医師よりも非常勤の医師の方が多かったです。それも事務長が出席を懇願して集めたようです。市民は市の職員の関係者ばかりです。
情報によると事務長は院長を伴って医師招聘と称して週に何度も札幌に出張し、院長の診療業務は若い医師達に丸投げをしているようです。これが医師達の間では相当不満となっているようです。しかもこれといった成果はなく、結果の報告もないとか。出張費も莫大な金額になっていると推定されます。
外科医の退職の理由は院長・事務長との確執が原因との噂もあります。残り二人の外科医のうち少なくとも一人は退職する外科医の道の地域センター枠?を引き継ぐ必要があるため平成24年3月までは残留となる可能性があるようです。他に循環器科の医師も退職予定とか、産婦人科の医師の赴任で北海道大学小児科からの非常勤医師の派遣は打ち切りになるとか、3月で定年になる医師もいるとか・・・
おそらく4月以降は常勤医師数が激減すると思われます。
事務長・院長・市長は市民に真実を公開すべきですよね!
by 医心伝心ネットワークに出席しました。 (2010-09-18 12:05) 

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-No.6-

医信伝心ネットワークに出席しましたさんへ:

長い名前ですね。例のパーティは関係者がほとんどですか。だとしたら、私的な関係者の会に市費を払っていることになります。何かへんですね。

院長と事務長が週に何度も札幌出張というのの解せませんね。出張費の予算管理をすべきお二人が、湯水のごとく使い放題では、赤字が年々膨らむはずです。
通常は、事務長が予算管理していて、出張回数の抑制をする立場ですが、当の本人が計画性のない医師招聘の出張を繰り返しているのでは、職務放棄状態ですね。これでは病院全体の予算管理などできるわけがありません。

院内ががたがたしているので、医師の退職がとまらない様子、医師招聘のための札幌出張を減らして、院内の管理をもっときちんとすべきですね。

外科医のもう一方は再来年3月までは大丈夫なのですね。その点だけはちょっと安心しました。でも、1年半後には替わりの外科医を探しておかないと手術はできなくなりますね。綱渡り状態が続くということでしょう。
いまの事務長と市長がコンビでいる限りは、院内の管理は無理のようですね。病院の危機は深まるばかりの様子がよくわかりました。赤字が毎年増えて理由の一端も・・・
by ebisu (2010-09-18 22:42)

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-No.7-

 上記コメント、ブログ内容を正しく感じています。
 組織には常に改革派と現状維持派がいる。病院にも。
 <改革派>
 やる気のある職員で病院の現状を改善すべく病院執行部に意見を言う、しかしそれは院長や事務長には煙たい。
 <現状維持派>
 現状維持を求める職員で何も主張しないかわりに仕事もあまりできない。こちらは院長や事務長には都合が良い。
 麻酔科医や外科医をはじめとし、改革派の職員は辞めていく。外科医は改革派で煙たがられ早くやめて欲しいとまで言われているという噂。
 大切なのは、市民がどのような医療を市立病院に求めるのかである。改革派?、現状維持派?
 市民が求める病院像が職員に伝われば職員も行動しやすい。職員として改革すべきなのか?、現状維持で良いのか?
 市民が現状維持を求めるのなら、改革派は自ら辞す。しかし、新病院は建ったがスタッフが来ない状況も考えられる。現に今のところ院長が変わってからスタッフが辞めることが多く、莫大な出張費を使用して病院を留守にしてばかりいるが、スタッフ流出は止まりそうにないので。
 改革派を求めるのなら、新病院とともに発展する可能性がある。しかし、現院長や事務長とは常に対立する、院長・事務長は潔く辞すか?
 市民が声を大にし病院に伝えましましょう!


by 市民が声を大に! (2010-09-19 00:19)

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-No.8-

「市民が声を大に」さんへ:

コメントありがとう。
「医信伝心ネットワークに出席しました」さん、前にコメントしてくれた人と同じ人かと早合点してしまいましたが、別人のようですね。初コメントありがとうございました。

さて、「市民が声を大に」さん、院内に改革派と現状維持派があるのですか。現状を改革しようと考える方がお一人いらっしゃることは最近、コメント欄への書き込みで分かりましたが、他にも数人いらっしゃるようですね。根室の医療の未来に希望が見えてきました。

外科医の退職もどうやら現事務長から退職に追い込まれた様子が内部情報から明らかです。
事務長の経費の使い方も問題がありそうです。年間赤字額が10億円を超えている病院事業に市民が参加できる外部監査を一度入れるべきですね。病院の恣意的な運営にストップかけるためには市議会が動くべきです。権限があるのですから、責任もある。

病院の恣意的運営に公憤(私憤に対して公の怒りの意)を抱いている職員の方々を市民が応援しなければいけませんね。市民は市民としての役割がある。先ずは外側から、院内の改革派職員を応援する声を市民が上げることですね。
もちろんわたしもその中の一人ですよ。
by ebisu (2010-09-19 08:09) 

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-No.9-

医信伝心ネットワークに出席しましたさんへ

いつも拝見してるニムオロ塾に勇気を出して初めてコメントしました。
これから先生達がどんどん退職されてしまったら病院はもう終わりです。ebisuさんが勧告されているように新病院建設は中止した方がいいと思います。そうでないと近い将来根室市は夕張市のように破綻するでしょう。
外科のN先生が今月末で退職されるのは一昨日になって知りました。幹部職員が新病院建設の起債の関係で公表しないことを強要していたみたいです。とってもいい先生だったのに病院全体の送別会も行われませんでした。この先生をしたって遠く山口県から来てくれたM先生は一生懸命慰留されてたようですが、院長と事務長は自分達の方針に従わない先生達には早く辞めてもらいたいみたいで、色々と画策し「早く辞表を出せ!」とまで迫ったらしいです。さらには残る二人の外科の先生達に相談もなく代わりの新しい外科医を招聘しているらしく、これがM先生の逆鱗に触れて大学まで巻き込んで大騒ぎになっています。
院長、事務長の無駄な出張が多いのも本当です。現在の規定では出張旅費実費の領収書の提出が必要ないため、出張の度に余剰費用が彼らの手元にどんどん蓄積しているはずです。一度議会でも追及されてみては如何でしょうか?
それにしても荒川院長先生と島屋事務長のときの方が随分よかったです。
by 匿名投稿でごめんなさい。 (2010-09-19 00:23) 

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-No.10-

「匿名投稿でごめんなさい」さんへ:

勇気を出しての初コメント大歓迎です。ありがとう。この2日ばかり重要な初コメントが続いています。

匿名でいいのです。ハンドルネームも一時使用すれば匿名です。わたしもebisuと名乗っていますが、親からもらった名前があります。もっとも、同じハンドルネームで2年10ヶ月ブログを書き続ければ、狭い根室ですからおそらく百人を超える方が私の実名をご存知です。
根室にブログ仲間もできましたし、30年音信がなかった茅ヶ崎在住の友人がブログを見てメールをくれました。

さて、根室市の夕張市化を止めるために病院建設は中止すべきだという私の主張に賛成してくださってありがとうございます。もっとも、「中止」であって、市民ニーズに合うように場所と設計を変更し半年か1年遅れで35億円前後で建て替えができます。そうすることで市の負担は少なくなるし、病院の維持費も軽減できます。

幹部職員が外科の先生の退職を起債審査中なので公表しないようにしていた様子もはっきりしました。想像通りですね。姑息な人々だ。
医師招聘に週に何度も院長といっしょに事務長は札幌出張に出かけることがある一方で、いまいる医師に退職を迫る様子もわかりました。院長と事務長は自分たちの方針に合わない医師は辞めてもらいたいようですね。市長が後ろでそれを認めている。

市長・事務長・院長がトロイカ体制でこういう恣意的な病院人事をやっていることをほとんどの市民が知りません。わたしも最近まで知りませんでした。
市民は病院運営の実態を知る権利があります。そして恣意的な病院運営を変えるためには実態を明らかにする必要があります。赤字を少なくするためにも、医師に気持ちよく働いてもらうためにも、実態の解明は避けて通れません。
内部情報が必要です。

匿名でも、適当なハンドルネームでも結構ですよ。病院改革の烽火をまず拙ブログのコメント欄であげてください。
そのうちに、コメント欄に寄せられたご意見をまとめて本欄にアップします。
何人もの市民が監視しているぞという意思表明です。
by ebisu (2010-09-19 08:37)

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-No.11-

 びっくりしました

>>院長、事務長の無駄な出張が多いのも本当です。現在の規定では出張旅費実費の領収書の提出が必要ないため、出張の度に余剰費用が彼らの手元にどんどん蓄積しているはずです。一度議会でも追及されてみては如何でしょうか?

出張旅費実費の領収書の提出が必要ないのに公務で公費使うんですか?
そんなの法律でも許されているの?
無知でした。 
       (2010-09-19 17:14)
 
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-No.12-

市立病院の実際がどうなっているのかは知りませんが、一般的な会社の出張旅費の扱いについては、「出張旅費規程」に基いて支給されます。
職位に応じて日当手当てと宿泊費が支給されますが、基準を超えない限り、領収書不要です。
札幌だと雪祭りの時期などはホテルがとりにくいので、基準を超える高額の料金の部屋しか取れなかった場合には、領収書を添付して出金伝票を書き、実費精算することになります。
なお、交通費については正規料金で請求できます。これも領収書不要です。

わたくしが懸念しているのは、職位の高い院長と事務長が医師招聘の名目で札幌出張をすれば、大義名分上飲食接待がつきものでしょう。そちらの方が気になります。トップの二人がその気になれば、使いたい放題になります。だから、外部監査、とくに市民の監査が必要だと感じます。

こういう名目と実質の異なる支出形態を放置しておくと、公私混同が麻痺して、そのうち不祥事が起きます。人間ですから、慣れてくると感覚が麻痺してきます。組織上上位権限者は市長や副市長ですから、実質上止められる人はいないと考えるべきでしょう。内部牽制がなくなっています。
漁船保険組合の事件も内部牽制がないことと基本監査手続きが実施されていないことが原因で起きました。こうした不祥事を防ぐために内部統制が失われている病院事業には外部監査が必要なのです。

会社のワードで作られた立派な「諸規程集」をひとつ保管してあります。その中に出張旅費規定も入っています。見たければ、そのうちにお見せしましょう。
根室のある程度の規模の会社はこうした諸規程を整備すべきだと思います。
by ebisu (2010-09-19 18:41) 


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ちょい

とうとう院長、事務長の旅費疑惑まで出てきましたか。
どこまでが事実で、何が真実なのかはさておき、院内の混乱ぶりはやはり相当なモノなんですね。
一方、時間は限られています。
市長は病院建設問題はカタがついたような認識なのでしょうか?間違ってます。

by ちょい (2010-09-19 22:40) 

ebisu

ちょいさんへ:

お久しぶりですね。
院長と事務長の出張は週に何度もということが問題なのであって、出張費の取り扱いに不正疑惑はないと思いますよ。内部規程どおりに支払われているはずです。

私は接待交際費をチェックしてみたいですね。名目が医師招聘のための札幌出張ですから、接待交際費をふんだんに使っていないと仕事をしていないことになる。嘘を一つつくと次々に嘘を重ねることになります。そこに不正の発生する余地が生まれてしまいます。しかも、トップ二人ですから、職務権限上だれもとめるものがいません。こういうのを内部統制の崩壊というのでしょう。
10億円を超える赤字病院で使いたい放題の出張旅費は問題があります。もちろん接待交際費もですが予算管理上の問題にすぎません。私的に使っていたらもちろん業務上横領になってしまいます。そういう馬鹿な個とはしていないでしょうが、慢性化すると感覚が麻痺してしまいますから、潜在的な危険はあります。
職位が一番上のお二人が一緒になって使い放題では内部統制がないことになります。
3ヶ月に一度は専門知識のある市民を交えた内部監査を実施すべきですね。そうすれば漁船保険組合のようなことは起きません。

ところでもう一つのご質問ですが、市長が病院建設問題がカタがついたと考えているかどうかは、わたしは知る由もありません。
赤字特例債の償還が毎年1.8億円ありますから、市財政は苦しいでしょうね。嘘八百の病院事務局の損益見通し=改善プランでも償却負担を入れずに最大12億円の年間赤字ですから、このまま強行すれば実際には年額20億円近い損失が出るでしょう。
そのときになって蜂の巣をつついたようになるのは、病院職員です。市役所職員も半数リストラになるから、大騒ぎになるでしょう。誰の目にも明らかになるのは時間の問題です。

夕張市と根室市の違いは、根室は何年も前から、60億円と云う2倍もコストをかけた病院建設を強行すれば、年間実質赤字が20億円に膨れ上がり、財政破綻することが目に見えているということです。
それでもとめられなければ、根室市民は北海道一阿呆だということです。子どもたちの学力が全道14支庁管内で最低だけでなく、大人のレベルが全道最低であることを証明してしまうことになります。
いやでしょう?
両方に私は腹を立てています。公憤(⇔私憤)をエネルギーにしてブログを書いています。

たぶん病院建設問題は変わります。いままででてこなかった内部情報が表に出だしました。影響は小さくないと思います。
by ebisu (2010-09-19 23:16) 

mami

産後の肥立ちが悪く市立で内科と外科にかかっています。

話はズレますが、市内でベビーシッターされている方をご存知ないでしょうか?

本来は肛門科に受診しなくてはならない所、市内にはないので外科で診て貰っています。生後間もない身を釧路まで連れて行くのは困難ですし、市内で診て貰えないのは本当に辛いです。

それに小児科は夜間診療していないのも気になります。子供は夜間に熱を出すのが常ですから…。

根室の医療崩壊は末期状態ですね。
by mami (2010-09-20 15:40) 

ebisu

mamiさんへ:

産後の肥立ちが悪いのですか。
反応があるかどうか、とにかくブログで採り上げてみましょうか。
すこし文をカットします。

もし、反応があれば私の方から連絡はとれますから、お知らせできるでしょう。



by ebisu (2010-09-20 23:02) 

ある関係者より

 根室病院麻酔科医師が定着しないのは周知の事実と思いますがこの3月に退職された医師についてショッキングな話題を耳にしました。
 ある別の医師が麻酔科医師の氏名でレセプトを作成していたことを指摘したところ施設のTOPから「この病院で長く働きたいと思うのならそういう事(違反行為)を言わない方がいい」と半ば恫喝されたらしいです。

 事実であれば呆れますね、あんぐりです(笑)
 今後の病院存続を憂います。
by ある関係者より (2012-06-28 09:51) 

ebisu

>施設のトップ

とは事務長のことでしょうか?ドクターなら診療のトップと書くでしょうから。
まあ、詮索はよしておきましょう。

建物は新しくなるようですが、ナカミがこれでは・・・
by ebisu (2012-06-28 22:21) 

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