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#1209 麻酔科医退職へ Sep. 17, 2010 [32. 市立根室病院建て替え]

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 麻酔科医退職のニュースが17日北海道新聞朝刊根室地域版に載った。起債許可が下りた翌日の公表は、それまで隠蔽しておこうとの意図が透けて見える。関係責任者はこういう仕事のスタイルがお好きなようだ。起債審査中はマイナス情報は外部に出すなということなのだろう。恣意的な情報操作を病院事務局がしているのは、職責上事務長だろう、そしてその後ろには長谷川市長がいる。
 別海町では町長が産婦人科医2名の退職をアナウンスしているが、根室は病院事務局が市議会病院建設特別委理事会へ報告した。麻酔科医は外科手術には欠かせない存在で、それが非常勤に変れば手術数はもちろんのこと病院収入にも大きく影響するから重要事項だが、市長から市民へ説明がない。
 新聞報道では9月末に退職予定となっているが、ペインクリニックは9月初旬から休診扱いであり、麻酔科医はすでに引っ越して根室にいない。9月末退職は書類上のことであって、事実としてはもう麻酔科医は退職してしまっているのである。病院事務局は事実をなぜ正直に言えないのだろう。
 これで今年度の実質赤字は13億円に達するだろう。一般会計から13億円もの繰り入れが必要になる。
 長谷川市長以前は年額6億円の実質赤字だったが、昨年は11.5億円、今年度は13億円と実質赤字額は膨らむ一方である。いったい市立病院で何が起きているのだろう。尋常ならざる推移である。病院事務局の立てる計画は希望的観測の積み上げであり、繰り入れ計画額を決算繰入額がつねに上回っている。ありえない前提での年度計画や「改善プラン」は聞き飽きた、最悪の場合実質繰り入れがいくらになるのかもあわせて公表すべきだ。

 唯一の麻酔科医退職へ
  市立根室病院 緊急手術が困難に
【根室】市立病院事務局は16日k唯一の麻酔科医が今月末で退職することを、市議会市立病院特別委員会理事会に報告した。麻酔科医が必要な手術は今後、予約のみで対応し、緊急の手術はできなくなる。
 退職するのは、昨年1月から勤めていた竹内昭憲副院長。愛知県内の医大へ准教授として赴任する。これで市立病院の常勤医は16人から15人となる。
 病院事務局によると、市立病院で1年間に行われる手術は約300件。
 来春まで、札幌医大と愛知県内の病院から派遣を受けて対応するが、緊急の手術が必要な患者は釧路などの医療機関へ搬送するという。
 産婦人科医の確保に影響する可能性もある。現在は埼玉県内の病院に勤める産婦人科医が来春にも、分娩の扱いが再開できるスタッフが整えば着任する意向を示しているが、分娩の際も麻酔科医が必要なケースもあるためだ。
 理事会ではこのほか、3人いる外科医のうち1人が、年内に退職する可能性があることも報告された。(幸坂浩)

< コメント >
 問題点は5点ある。
(1)麻酔科医はすでにいないこと
 報道が事実なら、事実と異なる説明を病院事務局は委員会理事会にしたことになる。

(2)病院事業実質赤字は13億円に拡大する
 昨年度の実質赤字額が11.5億円だったから、今年度はさらに1.5億円ほど赤字が増える。長谷川市政になってから病院事業赤字はそれ以前の6億円から2倍になろうとしている。しかも、年々増え続けている。なぜこのようなことが起きているのか、尋常ではない。病院経営に大きな問題点が隠されているようにみえる。何の問題もなくこれほど損失が拡大することはない。

(3)外科医1名になれば手術は不可能
 外科医の退職が予定されているが、来年3月でもう一人の外科医の派遣契約が切れるのではないか?外科医1名体制では非常勤で麻酔科医が来ても手術はできない。事故で大怪我をした場合、釧路へ運んでいたら間に合わない。市民の健康と安全の危機である。どうするつもりだろう?

⇒「残り二人の外科医のうち少なくとも一人は退職する外科医の道の地域センター枠?を引き継ぐ必要があるため平成24年3月までは残留となる可能性があるようです」と、ハンドルネーム“医信伝心ネットワークに参加しました”さんから書き込みがありました。再来年までは大丈夫そうですが、別のトラブルが発生しているようです。M医師に相談なく、病院側が外科医招聘活動を進めたために起きたようです。信頼と安心は病院運営の中にはないのでしょうかね?報告・連絡・相談はないのでしょうか、仕事の進め方が拙劣にみえます。

(4)産科病棟再開を強行したら小児科が負担過重でつぶれないか?
 産科と小児科は関連がある。噂がどこまで真実かは分からないが、赴任予定の産婦人科医は中標津町立病院でいわくのある人物。現場のスタッフとの関係がきちんと保てるのだろうか。
 無理をして産科病棟を再開し、小児科が負担過重でつぶれるようなことがあれば、事は重大だ。諸般の条件が整うまでじっくり待つべきだと私は思う。

(5)市財政は大丈夫か?
 外科医1名体制になれば病院事業赤字は来年度最大15億円に達するだろう。こういう状況で62.3億円もかけた病院の建設を強行して市財政がもつのだろうか?建て替えたとたんに20億円もの損失が毎年でる可能性が大きくなっている。

 医師に長くいてもらうには高額報酬だけでは無理で、働き甲斐のある環境をつくることが大切だ。市長や病院事務長が具体的な経営方針を明らかにしそうした環境をつくる努力をしなければならないのは当然のことだが、市民も努力をしなければならない。具体的なビジョンのある病院にその趣旨に賛同する医師が集まり、市民が自ら協力するというスタイルがつくれたらすばらしい。
 丹波柏原病院の「小児科を守る会」の活動が参考になる。地域医療は自分たちで守ろう、もっと根室の医療に関心をもとう。

*柏原病院小児科を守る会
 この会の活動を教えてくれたのはKさんだ。「養老牛温泉夜話」というカテゴリーに根室の地域医療や教育問題についてKさんと話したことを書いた。もうすぐ1年になる。
 小児科を守る会ホームページ:
http://mamorusyounika.com/

 柏原病院小児科を守る会(ウィキペディアへ)
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E6%9F%8F%E5%8E%9F%E7%97%85%E9%99%A2%E3%81%AE%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E4%BC%9A

【断片的な情報に基くebisuの推理】
 ここからは断片的な情報をつなぎ合わせた推論である。見ようによっては勝手な憶測だから読み飛ばしていただいて結構である。
 退職された麻酔医は名古屋の方の方だろうか。すくなことも大学はそうだろう。救急医療がご専門でもあるようだ。遠く離れた根室に昨年1月に赴任してきたのは、何かやりたいことがあったからではないだろうか?そのやりたいことがなんらかの事情でできなくなったとすれば、それは外科との関係だろう。前院長の退職とも関係がありそうだ。やりたいと思っていた仕事ができなくなれば、いる理由がなくなる。
 何らかの理由で彼にとって働く「環境」が悪化したのか、意欲を失わせるに足ることがあったのだろうか。年度途中での急な退職という事実は何を物語るのだろう。

 もうひとつ言及しておかねばならない。
 産科と小児科は密接な関係がある。お産で新生児に異常があれば、それを扱うのは小児科であり、産科ではない。だから、産科医は小児科医と良好な人間関係の築ける人でなければならない。根室の小児科は常勤医が一人と非常勤医が一人の二人体制である。これで産科病棟が再開したら、小児医療が崩壊しないだろうか?小児科医の増員は産科病棟再開の絶対条件であると私には思える。二人体制では、常勤医あるいは非常勤医の派遣先が産科病棟再開に応じられるはずがない。なのに、産婦人科医招聘で産科病棟再開をちらつかせる根室市は医療にまるで見識のない町だと思われないだろうか。
 産科医は小児科医と良好な人間関係を築き仕事にあたらなければならない。以前勤務していた中標津町立病院で何があったか、噂どおりなら、スタッフとも小児科医とも、良好な人間関係を築くことがかなり難しいと思わざるを得ない。こうした院内の医師と医師の調整は事務長の仕事である。偽りなく、正直・誠実に調整に当たらなければならない。市議会病院建設特別委員会理事会への「9月末麻酔医退職」の虚偽報告からは、正直な仕事のかけらも伝わってこない。 

 不正直、不誠実な病院経営のツケが回ってくるのは時間の問題だ。こういう状態では、病院を建て替えた後、私たち患者が安心していのちを預けられる医師が何人いるのだろう?


*【コメント欄の情報について】(19日朝8時45分追記)
このところ、複数の方から病院運営に関する具体的で重要なコメントが相次いで寄せられているので、そちらを読んで欲しい。いままで不明だった病院運営の実態が明らかにされている。
 医師を招聘する一方で、院長や事務長の方針に合わない医師に退職を迫るというようなびっくりするような情報が書き込まれている。外科医の退職も幹部職員が起債審査中なので公表を押さえていたらしい事実も書き込まれた。産科医招聘のごたごたに関連して小児科の存続に危機が迫っていることも・・・これらはすべて院長・事務長・市長のトロイカ体制の下で進められている。このままの状況で病院建て替えが強行されれば、償却負担と医師不足から現在11億円の病院赤字はさらに大幅に拡大しそうだ。このままでは根室市は夕張市のようになってしまう。半年から1年、病院建設を延期した、基本仕様と総事業費を見直すべきだ。35億円程度にカットすればずいぶん負担は減る。

 院内にも「改革派」はいるし、現状の恣意的な病院運営に危機感を抱く職員もいる様子が分かる。市職労にもそうした人々はいるだろう。現状は変えられる。まずは、市民や実態を知る関係者が実情を書き込んでくれたり、改革を応援する声を上げてくれることが重要だ。根室の町にも改革の芽はある。

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医心伝心ネットワークに出席しました。

初めましてebisuさん

ご指摘の通りあの会は茶番ですね。出席した医師は常勤の医師よりも非常勤の医師の方が多かったです。それも事務長が出席を懇願して集めたようです。市民は市の職員の関係者ばかりです。
情報によると事務長は院長を伴って医師招聘と称して週に何度も札幌に出張し、院長の診療業務は若い医師達に丸投げをしているようです。これが医師達の間では相当不満となっているようです。しかもこれといった成果はなく、結果の報告もないとか。出張費も莫大な金額になっていると推定されます。
外科医の退職の理由は院長・事務長との確執が原因との噂もあります。残り二人の外科医のうち少なくとも一人は退職する外科医の道の地域センター枠?を引き継ぐ必要があるため平成24年3月までは残留となる可能性があるようです。他に循環器科の医師も退職予定とか、産婦人科の医師の赴任で北海道大学小児科からの非常勤医師の派遣は打ち切りになるとか、3月で定年になる医師もいるとか・・・
おそらく4月以降は常勤医師数が激減すると思われます。
事務長・院長・市長は市民に真実を公開すべきですよね!
by 医心伝心ネットワークに出席しました。 (2010-09-18 12:05) 

ebisu

医信伝心ネットワークに出席しましたさんへ:

長い名前ですね。例のパーティは関係者がほとんどですか。だとしたら、私的な関係者の会に市費を払っていることになります。何かへんですね。

院長と事務長が週に何度も札幌出張というのの解せませんね。出張費の予算管理をすべきお二人が、湯水のごとく使い放題では、赤字が年々膨らむはずです。
通常は、事務長が予算管理していて、出張回数の抑制をする立場ですが、当の本人が計画性のない医師招聘の出張を繰り返しているのでは、職務放棄状態ですね。これでは病院全体の予算管理などできるわけがありません。

院内ががたがたしているので、医師の退職がとまらない様子、医師招聘のための札幌出張を減らして、院内の管理をもっときちんとすべきですね。

外科医のもう一方は再来年3月までは大丈夫なのですね。その点だけはちょっと安心しました。でも、1年半後には替わりの外科医を探しておかないと手術はできなくなりますね。綱渡り状態が続くということでしょう。
いまの事務長と市長がコンビでいる限りは、院内の管理は無理のようですね。病院の危機は深まるばかりの様子がよくわかりました。赤字が毎年増えて理由の一端も・・・
by ebisu (2010-09-18 22:42) 

市民が声を大に!

 上記コメント、ブログ内容を正しく感じています。
 組織には常に改革派と現状維持派がいる。病院にも。
 <改革派>
 やる気のある職員で病院の現状を改善すべく病院執行部に意見を言う、しかしそれは院長や事務長には煙たい。
 <現状維持派>
 現状維持を求める職員で何も主張しないかわりに仕事もあまりできない。こちらは院長や事務長には都合が良い。
 麻酔科医や外科医をはじめとし、改革派の職員は辞めていく。外科医は改革派で煙たがられ早くやめて欲しいとまで言われているという噂。
 大切なのは、市民がどのような医療を市立病院に求めるのかである。改革派?、現状維持派?
 市民が求める病院像が職員に伝われば職員も行動しやすい。職員として改革すべきなのか?、現状維持で良いのか?
 市民が現状維持を求めるのなら、改革派は自ら辞す。しかし、新病院は建ったがスタッフが来ない状況も考えられる。現に今のところ院長が変わってからスタッフが辞めることが多く、莫大な出張費を使用して病院を留守にしてばかりいるが、スタッフ流出は止まりそうにないので。
 改革派を求めるのなら、新病院とともに発展する可能性がある。しかし、現院長や事務長とは常に対立する、院長・事務長は潔く辞すか?
 市民が声を大にし病院に伝えましましょう!
 
 

by 市民が声を大に! (2010-09-19 00:19) 

匿名投稿でごめんなさい。

医信伝心ネットワークに出席しましたさんへ

いつも拝見してるニムオロ塾に勇気を出して初めてコメントしました。
これから先生達がどんどん退職されてしまったら病院はもう終わりです。ebisuさんが勧告されているように新病院建設は中止した方がいいと思います。そうでないと近い将来根室市は夕張市のように破綻するでしょう。
外科のN先生が今月末で退職されるのは一昨日になって知りました。幹部職員が新病院建設の起債の関係で公表しないことを強要していたみたいです。とってもいい先生だったのに病院全体の送別会も行われませんでした。この先生をしたって遠く山口県から来てくれたM先生は一生懸命慰留されてたようですが、院長と事務長は自分達の方針に従わない先生達には早く辞めてもらいたいみたいで、色々と画策し「早く辞表を出せ!」とまで迫ったらしいです。さらには残る二人の外科の先生達に相談もなく代わりの新しい外科医を招聘しているらしく、これがM先生の逆鱗に触れて大学まで巻き込んで大騒ぎになっています。
院長、事務長の無駄な出張が多いのも本当です。現在の規定では出張旅費実費の領収書の提出が必要ないため、出張の度に余剰費用が彼らの手元にどんどん蓄積しているはずです。一度議会でも追及されてみては如何でしょうか?
それにしても荒川院長先生と島屋事務長のときの方が随分よかったです。
by 匿名投稿でごめんなさい。 (2010-09-19 00:23) 

ebisu

「市民が声を大に」さんへ:

コメントありがとう。
「医信伝心ネットワークに出席しました」さん、前にコメントしてくれた人と同じ人かと早合点してしまいましたが、別人のようですね。初コメントありがとうございました。

さて、「市民が声を大に」さん、院内に改革派と現状維持派があるのですか。現状を改革しようと考える方がお一人いらっしゃることは最近、コメント欄への書き込みで分かりましたが、他にも数人いらっしゃるようですね。根室の医療の未来に希望が見えてきました。

外科医の退職もどうやら現事務長から退職に追い込まれた様子が内部情報から明らかです。
事務長の経費の使い方も問題がありそうです。年間赤字額が10億円を超えている病院事業に市民が参加できる外部監査を一度入れるべきですね。病院の恣意的な運営にストップかけるためには市議会が動くべきです。権限があるのですから、責任もある。

病院の恣意的運営に公憤(私憤に対して公の怒りの意)を抱いている職員の方々を市民が応援しなければいけませんね。市民は市民としての役割がある。先ずは外側から、院内の改革派職員を応援する声を市民が上げることですね。
もちろんわたしもその中の一人ですよ。
by ebisu (2010-09-19 08:09) 

ebisu

「匿名投稿でごめんなさい」さんへ:

勇気を出しての初コメント大歓迎です。ありがとう。この2日ばかり重要な初コメントが続いています。

匿名でいいのです。ハンドルネームも一時使用すれば匿名です。わたしもebisuと名乗っていますが、親からもらった名前があります。もっとも、同じハンドルネームで2年10ヶ月ブログを書き続ければ、狭い根室ですからおそらく百人を超える方が私の実名をご存知です。
根室にブログ仲間もできましたし、30年音信がなかった茅ヶ崎在住の友人がブログを見てメールをくれました。

さて、根室市の夕張市化を止めるために病院建設は中止すべきだという私の主張に賛成してくださってありがとうございます。もっとも、「中止」であって、市民ニーズに合うように場所と設計を変更し半年か1年遅れで35億円前後で建て替えができます。そうすることで市の負担は少なくなるし、病院の維持費も軽減できます。

幹部職員が外科の先生の退職を起債審査中なので公表しないようにしていた様子もはっきりしました。想像通りですね。姑息な人々だ。
医師招聘に週に何度も院長といっしょに事務長は札幌出張に出かけることがある一方で、いまいる医師に退職を迫る様子もわかりました。院長と事務長は自分たちの方針に合わない医師は辞めてもらいたいようですね。市長が後ろでそれを認めている。

市長・事務長・院長がトロイカ体制でこういう恣意的な病院人事をやっていることをほとんどの市民が知りません。わたしも最近まで知りませんでした。
市民は病院運営の実態を知る権利があります。そして恣意的な病院運営を変えるためには実態を明らかにする必要があります。赤字を少なくするためにも、医師に気持ちよく働いてもらうためにも、実態の解明は避けて通れません。
内部情報が必要です。

匿名でも、適当なハンドルネームでも結構ですよ。病院改革の烽火をまず拙ブログのコメント欄であげてください。
そのうちに、コメント欄に寄せられたご意見をまとめて本欄にアップします。
何人もの市民が監視しているぞという意思表明です。
by ebisu (2010-09-19 08:37) 

katu

びっくりしました

>>院長、事務長の無駄な出張が多いのも本当です。現在の規定では出張旅費実費の領収書の提出が必要ないため、出張の度に余剰費用が彼らの手元にどんどん蓄積しているはずです。一度議会でも追及されてみては如何でしょうか?

出張旅費実費の領収書の提出が必要ないのに公務で公費使うんですか?
そんなの法律でも許されているの?
無知でした。
by katu (2010-09-19 17:14) 

ebisu

カツヨさんへ:

市立病院の実際がどうなっているのかは知りませんが、一般的な会社の出張旅費の扱いについては、「出張旅費規程」に基いて支給されます。
職位に応じて日当手当てと宿泊費が支給されますが、基準を超えない限り、領収書不要です。
札幌だと雪祭りの時期などはホテルがとりにくいので、基準を超える高額の料金の部屋しか取れなかった場合には、領収書を添付して出金伝票を書き、実費精算することになります。
なお、交通費については正規料金で請求できます。これも領収書不要です。

わたくしが懸念しているのは、職位の高い院長と事務長が医師招聘の名目で札幌出張をすれば、大義名分上飲食接待がつきものでしょう。そちらの方が気になります。トップの二人がその気になれば、使いたい放題になります。だから、外部監査、とくに市民の監査が必要だと感じます。

こういう名目と実質の異なる支出形態を放置しておくと、公私混同が麻痺して、そのうち不祥事が起きます。人間ですから、慣れてくると感覚が麻痺してきます。組織上上位権限者は市長や副市長ですから、実質上止められる人はいないと考えるべきでしょう。内部牽制がなくなっています。漁船保険組合の事件も内部牽制がないことと基本監査手続きが実施されていないことが原因で起きました。こうした不祥事を防ぐために内部統制が失われている病院事業には外部監査が必要なのです。

会社のワードで作られた立派な「諸規程集」をひとつ保管してあります。その中に出張旅費規定も入っています。見たければ、そのうちにお見せしましょう。
根室のある程度の規模の会社はこうした諸規程を整備すべきだと思います。
by ebisu (2010-09-19 18:41) 

怒る人

実に腹立だしい問題ですね。
市役所幹部、病院長、事務長らは、これらの一連の記事やコメントを見て恥ずかしく思わないのでしょうか?
ebisuさんの記事をそのままプリントして、「市長への手紙」にしましょう。
by 怒る人 (2010-09-19 22:30) 

ebisu

"怒る人"へ:

そうです、怒るべきときに怒ってください。私憤に対して公憤です。ふるさとの医療を守るために公益を優先して考えましょう。

市民説明会に当時助役として出てきて、長谷川市長はニホロのほうが土地が安いと虚偽説明をしました。
不誠実・不正直な仕事が連綿と続いているようです。
市長のバックアップがあるから、事務長も院長も自由にやれる。市長は「オール根室」の絶大なバックアップを受けています。怖いものなしです。

病院建て替えは場所すら変ったのに、一度も市民説明会を開いていません。2度にわたる無投票当選市長殿は、よらしむべし、しらしむべからずを徹底して貫いていらっしゃる。
市長・事務長・院長のトロイカ体制で根室を財政破綻へ導きつつあるようです。

コメント欄へ内部情報を数人の方が寄せてくれたので、ようやく何が起きているのか、霧のベールに包まれた病院運営の実態がおぼろげに浮かび上がってきました。
いままでは2チャンネル情報しかなかったので、あえて採り上げませんでした。

コメントを書く人によって、それぞれのドクターとの距離感や表現の仕方で見方が異なるところはありますが、細かいところを除いては見方が一致しています。
大筋で信頼できる情報だと判断します。
by ebisu (2010-09-19 23:41) 

或る市民

救急外来に関しての最新の2chからの抜粋です。

34 :卵の名無しさん:2010/09/19(日) 16:49:25 ID:/3+qDd6t0
内科医退職で道立羽幌病院 平日の救急困難に 医師確保へ町、道に要請

【羽幌】道立羽幌病院(奥雅志院長)の内科医1人が退職し、常勤医が10月から4人に減る問題で、この態勢では平日の救急搬送の受け入れが困難なことが16日、明らかになった。舟橋泰博町長が町議会医療問題調査研究特別委に報告した。(山本孝人)

報告によると、同病院は常勤医が内科3人、外科1人になった場合、平日の外来診療を現状通り維持する一方、救急搬送は休日のみ終日受け入れで、平日は終日受け入れを休止する方針という。1回の救急搬送の処置に1~2時間が必要で、その間、外来診療に支障がでるためという。
主に苫前、羽幌、初山別の3町村の急患が同病院に搬送されている。受け入れが休止すると留萌や旭川などの病院に直接搬送することになり、患者も救急隊員にも負担が大きくなる。
特別委では「外来よりも救急を優先すべきだ」「応援医を増やして対応できないのか」などの意見が相次いだ。舟橋町長は「疑問点を整理して病院に再検討を申し入れたい」と答弁。関係町村と連絡して常勤医の確保をあらためて道に強く働きかけたいとした。

http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/154772

39 :卵の名無しさん:2010/09/20(月) 10:51:44 ID:Zr6xqhiF0
>特別委では「外来よりも救急を優先すべきだ」「応援医を増やして対応できないのか」
>などの意見が相次いだ

救急は怖い。何が飛び込んでくるか分からない。そして昨今では、どんなに医者が頑張っても結果が悪いと訴えられかねない。実際には「何科の医師が居ないので」は通らない。医療を何も知らない輩は「先ず診察してやばそうな患者はどんどん大きな病院に搬送すれば良い」と簡単に考えるが、搬送先の病院に連絡を入れ受け入れを確認。夜間などこれだけでも結構時間が
掛る。それに重体の患者の場合救急車内で何が起きるか分からないから医者が同乗しなければならない。仮に無事に搬送先に送り届けても患者の引継ぎ、帰路の時間を考えると1~2時間掛ると呑気な事を言っているのは現場をまるで知らない奴の戯言だ。

40 :卵の名無しさん:2010/09/20(月) 10:53:18 ID:Zr6xqhiF0
大体内科3人、外科1人でこれからどうやって救急をやるのだ。交通事故や子供も来るだろう。切迫流産の妊婦も来れば、一刻を争う脳外科疾患や虚血性心疾患も多い。そして診る以上は専門が違うことは言い訳にならない。先日も内地の病院で当直に出ていた眼科の医者が訴えられた。「眼科も医者だろう。それでも診れないなら何故診れる医者を呼ばないのだ」。つまり全ての科の医師が揃っていて、しかも一人が救急に関わって睡眠を取れない場合にはその医者が翌日休める
ような十分な医師数の病院で初めて救急外来は可能になる。そんな病院が日本中見渡して果たしてどの位有るのか。北海道の僻地にそんな病院が有る筈も無い。住民には自分たちの街の置かれた立場が分かっていない。いや辛いから分かろうとしないのか。

>平日の外来診療を現状通り維持する一方、救急搬送は休日のみ終日受け入れで、平日は終日
>受け入れを休止する方針という。

救急搬送の意味が分からん。本来なら羽幌病院から他院に羽幌の患者を送ることを意味するが、記事の流れからは「休日には救急を受け付ける」とも読める。そうならば、看板は「救急」でも実際には休日外来と化す。「平日に忙しくて来れない」「日曜なら待たずに直ぐ診て貰える」etc。これはどこでも同じだが、問題はそこの行政も分かっていながら”住民サービス”の錦の御旗で病院側に救急医療を懇願する。自分たちは敵の弾が飛んでこない安全な司令部にいて前線の兵隊に突撃を命じるようなものだ。
「そう、自分たちは偉い。お前たちは俺たちに金で雇われている”忠実な僕”だ。だから黙って言うことを聞け」
そんな所からは、医者は次々に逃げ出して行く!



by 或る市民 (2010-09-20 11:07) 

ebisu

或る市民さんへ:

根室市民もこういう記事を読み医療の僻地医療の現状を理解する必要がありますね。そうでないとないものねだりのとんでもない要求をしたり顔でもちだすことになります。救急外来の利用の仕方は市民意識のレベルを反映してしまいます。丹波・柏原病院「小児科を守る会」のような、教育・啓蒙活動が必要です。そうでなければ医師がへたって地域医療が崩壊します。

No.40は「北海道僻地医療崩壊15」に出ていました。他の読者のためにURLを書いておきます。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1284412882/40

私事ですが、私の執刀医がこんな事を話してくれたことがあります。夜間救急の当番医をやるのが怖い、神様に祈るような気持ちでやっていると。
その先生のご専門は消化器外科ですが、救急外来は何が来るかわからない。脳疾患も来ますから、専門外でどうにもならないケースがある。下手をすれば裁判沙汰です。スタッフが揃っていない、そういうことを承知で、無理やり当番病院を決めてしまう、いや、決めざるを得ない現実がある。

そういう現実を市民が理解して、休日救急外来は受診しないように抑制する必要がある。
市民がきちんと医療サービスを提供する側の状況を理解して、受診の仕方に節度をもつ、それだけでも診療側の負担はずいぶんと軽減できるのでしょう。
2チャンネルにもいい情報はありますね。考えを改めなければならないかもしれません。
by ebisu (2010-09-20 11:48) 

市民が声を大に

根室市と病院のことに焦点をあててみます。
具体的にどのような点に絞り市民が声を大にすべきか。

小児科に関して:
子供を安心して育てられなければ根室には暮らせない。常に新患扱いとなる出産は釧路にお願い可能でも、中学卒業までかかりつとなる小児医療は釧路にお願い不可能。
産婦人科医赴任と小児科存続の関係に関して、市民は病院に問い合わせする権利を持つ。産婦人科・小児科両者共存できればベストだが、小児科が引き上げたらたいへんなことになる。病院はもっともらしい説明をするだろうが、説明とおり履行されない場合は院長・事務長・市長の責任追求となる。
赴任する産婦人科医は当面婦人科を行い産科は行わない。今の根室に急いで婦人科が必要であろうか?しかも問題が噂されている婦人科医が。婦人科よりも透析専門医や泌尿器科医、内科、外科、麻酔科、救急医などのほうがよほど急ぎで必要ではなかろうか?産科をやらない婦人科医のコストパフォーマンスは相当低くなかろうか?
これらは、市民が問い合わせしても変な内用ではないと考える。

外科診療部長退職に関して:
市民にとって病院内部のゴタゴタよりも重要なのは、受診するにあたりどの医師に市立病院に居て頂きたいかということであろう。熱意と技術を有する改革派の外科診療部長は根室に不要なのであろうか?考えるべきである。現外科診療部長が必要ならば、その必要性を市民が声を大にして言うべきと考える。外科診療部長が残るには院長・事務長の辞任が前提になろう。事務長職はebisuさんのよ・う・な方に外部依頼しても良いと思う。院長が出張ばかりで出張報告もなければ成果もなし、診療は残った医師が必死に守っているのは既出のとおりである。院長が辞めても外科診療部長が辞めても、医師数はマイナス1で同じである。同じマイナス1ならばどちらのマイナス1を市民が選択するか考えるべきである。

病院建設費に関して:
250床程度で最新設備の整った内・外・脳外・小児・産婦・整形・心外・透析・泌尿器・病理・麻酔・皮膚科など一通りそろったとても素晴らしい病院で建設費用は35億~42億程度である。
62億の140床程度の病院とはドバイに建つ超一流ホテルのような病院であろうか?病院建設における対病床数金額としてあまりにも高額すぎる。
実際の病院建設費用概算を調べ、○○病院、△△病院はいくらと提示し、市民は声を大にすべきです。
市立根室病院に今必要なのは優れたスタッフ(ソフトウェアー)です。

市が潰れるのではないかと心から心配しています。
今こそ市民が声を大に!
by 市民が声を大に (2010-09-20 12:12) 

納税者

市立根室病院の実態 内部告発大歓迎
このままではやってられん!
by 納税者 (2010-09-20 12:44) 

或る市民

どうも皆さんは誤解をなさっているようですね。外科診療部長のN医師が辞める(辞めさせられるのではない)のは、勿論病院側との軋轢も多少は原因かも知れませんが、主な原因は自分からのドクターストップです。言い換えれば健康上の理由からです。これ以上ここに書きますと個人のプライバシーをネット上に晒すことになりますので書きませんが、彼が残るために院長が居なくなれば良いと言う次元の話ではありません。
最近の市立病院の手術件数をお調べください。通常の病院なら、外科、整形外科、産婦人科、脳外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科が揃っていれば、全体で軽く2000件は越えます。勿論現在の根室で手術する科は外科、整形外科、眼科、(皮膚科)だけですが、それにしても少ないのは異常です。その大きな原因は外科に有るようで。そこに市立病院の問題の全てが凝集していると言っても過言ではありません。
by 或る市民 (2010-09-20 12:48) 

市民が声を大に!

或る市民さんへ。
誤解ではなく、そういう見方もあるということで理解してください。申し訳ございません。
或る市民さんのような見方もまたあるのでしょう。

手術件数ですが、人口3万、各科医師数と患者数比、対各科-年齢構成比、疾患群を考慮しての件数比較でしょうか?
手術件数に影響する背景因子に有意差が無いことを確認したうえで、統計的に手術件数が有意に少ないことを示さなければ、単に2000だから多い、少ないと語るのは乱暴な気がしますし、先生・スタッフの方々に失礼ではないでしょうか。
もちろん結論に有意性・妥当性がないまま、原因が外科にあるなどと推論を導くのは如何でしょう?

失礼しました(^.^)
by 市民が声を大に! (2010-09-20 14:43) 

ebisu

或る市民さんと市民が声を大に!さんへ:

外科診療部長の退職については個人的理由もあるようですが、プライバシーにかかわることは書いてはいけませんから、これ以上の情報開示は不要です。仕事上軋轢があったことはお二方とも認めていますから、事実のようです。

外科の手術件数は2000というオーダーではなく、数百ではなかったでしょうか?或る市民さんは市立根室病院の術例数が2000とは書いていません。2000だから多い少ないという議論はしていないのです。

>手術件数ですが、人口3万、各科医師数と患者数比、対各科-年齢構成比、疾患群を考慮しての件数比較でしょうか?

これは無理な話です。そのような便利なデータはないでしょう。
或る市民さんが語っているのは大まかな話しです。術例数を語ることは失礼なこととは思えません。何か理由のあることだと考えざるをえません。
これもブログには書けない事情がありそうです。或る市民さんの文章の行間を読みたいと思います。

わたしが4年前に胃癌の手術をしたときには地元の消化器内科の専門医の診察を受けました。そして、釧路市立と釧路医師会病院の紹介を受けました。当時は市立根室病院に消化器外科の専門医はいませんでしたから、釧路の病院の選択は当たり前のことでした。わたしは4年たって幸いに再発の兆候がありません。

病診連携と云う観点から考えてみましょう。
地元の医師は自分が診立てた患者の命に責任があります。いまなら、どの病院を患者に薦めるのでしょう?患者が全員市立根室病院を希望するわけではないでしょう。素直に考えれば、地元医師の判断と患者の判断が、市立根室病院の術例数に反映するのではないでしょうか?内科と外科の関係が良好なら術例数が少ないということはないでしょう。院内の外科と内科の医師相互の信頼関係が失われたら、内科から回ってくる患者は減ります。
そうした院内の人間関係とチームワークが数字に表れるのではないでしょうか?

ことがことですから、推測でこれ以上語るのは慎みたいと思います。
二つの見方があることはわかりました。
どのように解釈するかはこれを読まれている方々に委ねられます。

わたしは安心して命を預けられる市立根室病院であってほしいと願っています。
いつか最後を迎えるときが来るのでしょうが、安らかにふるさとの病院で逝きたいものです。そのときが来たら、迷いなく市立根室病院を選びます。
by ebisu (2010-09-21 01:18) 

NO NAME

ebisuさん。
便利なデータがない中で、大まかな数値を語るのは結構ですし失礼でもありません。
しかし数値報告のみで終了して頂きたい。
数値報告のみで終了せずに、根拠のないデータ解析から外科に原因があるとdiscussionを導くことに大いに問題があり、失礼だと指摘しているのです。
統計学、論文論法の導き方に造詣が深いebisuさんならわかるはずです。
所詮この程度のblgなのでしょうか?

by NO NAME (2010-09-21 19:25) 

ebisu

NO NAMEさんへ:

いま仕事から帰ってきて食事をし終えたところです。このコメントにお答えしておかなければなりませんね。簡潔ですっきりした文章ですね。とても真似ができません。

仰ることはよくわかります。

>数値報告のみで終了して頂きたい。

そういうことも考えました。

>数値報告のみで終了せずに、根拠のないデータ解析から外科に原因があるとdiscussionを導くことに大いに問題があり、失礼だと指摘しているのです。

わたしは外科に原因があると言ってませんよ。「ことがことですから、推測でこれ以上語るのは慎みたいと思います」と、私はそこまでで議論をやめています。

コメントで数人の人が指摘してくれましたが、外科と内科の間になにやらごたごたがある、それを事実として受け止めました。
人間の好き嫌いか、相性か、何が原因か分かりませんが、関係がよくない様子が見て取れます。
それがいろんなところに問題を起こしているのではありませんか?そこを等閑に付したままでいいのでしょうか?根室の医療が、そのほころびからなおいっそうガタガタにはならないでしょうか?

いさかいや、人間関係がごたごたしているなら、そういう院内の対立を修復していただきたいとわたしは考えます。
だから議論は進めるべきだとわたしは判断しました。

院内にある対立が修復できれば、患者からも地元の医院からももっと信頼される中核病院となります。

院内の人間関係を調整するのは事務長や院長の役割です。
果たすべき役割を、正直に果たしていただければ、市立根室病院は、もっともっと信頼される病院になる。そうではありませんか?

>所詮この程度のblgなのでしょうか?

参りましたね。外科に問題があるとも、ないとも、わたしは断定していないのですが・・・
病診連携による術例数増減の関係と内科と外科の信頼関係と術例数の関係に触れたのみです。一般論にすぎません。

問題があるかないかについては、特別な事情のない限り触れるつもりはありません。データに基くシビアな話をしなければならなくなるでしょうし、私にそのような準備はありません。
そもそもそのようなシビアな議論はブログの話題にそぐわないでしょう。
院内の人間関係調整は院長と事務長の仕事に属しています。かれらが職責を果たされればいい。

おっしゃることは少しは理解したつもりです。これからも、微妙な問題の取り扱いは気を配りたいと思います。
by ebisu (2010-09-21 23:02) 

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