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#1028 放課後補習体制と5時以降の部活自粛について May 14, 2010 [64. 教育問題]

 明光義塾愛国教室ブログをみたら、代表が部活動に関する論を一歩前に進めていた。
 14支庁管内最低の学力の現状を変えるために、わたしは当分の間、5時以降の部活を禁止して放課後補習を継続してやるべきだと何度もブログに書いてきた。同じ事を釧路の私塾経営者が考えていた。

 部活動は市教委の裁量でコントロールできるから、市教委さえ動けば根室は道内最低(つまり全国最低レベル)から脱することができる。
 しかし、「禁止」だと言葉がきついだろうから「自粛」としようではないか。これならやりやすい。明光義塾愛国教室のブログから抜粋引用させてもらう。
  http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51554037.html 
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個人的には、
あまりにも熱心な部活動が多く、それを敬遠して部活動に入りたがらない子も多いのではないか?
と思います。
平日は遅くまで、土日祝祭日はそれを返上しての部活動は、いくらなんでもやり過ぎだと思いますね。
休みたくても(同級生や先輩に迷惑をかけるし、人間関係があるので)休めない。
そう思って、心を痛めている子も多いんですよね。

・部活動は、原則として午後5時以降は行わない。
・土日祝祭日の部活動は自粛する。
・大会や中体連の前だけ自粛を解除する。

そうすべきだと思いますね。
学校の先生だって、部活動の指導で疲れきってしまって、学習指導どころじゃないんだもん。

熱心な部活動に入った子には、「ゆとり」など存在しませんから!
ダラダラとやるんじゃなくって、やる時は集中してやる。
効率と合理性ってものが大切だと思いますよ。
お笑い芸人のワッキーも、釧路での部活動のあり方を批判しているそうですよ。
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  アイスホッケーの例を出して、成績優秀な学校を選抜指定校にして条件を緩和するという案もコメント欄で主張しておられた。

 いっそのこと、釧路と根室はどの学校に通学するかは生徒や保護者が選択できるようにすればいい。学校選択性の導入である。教育に熱心でない学校は淘汰されるが、それでいい。学校の規模が小さくなりすぎて部活動にも支障が出ているし、小規模降下すれば競争意識が低下して相対的に学力が落ちてくる。「郡部校化」してしまう。道路事情がいいから選択性を導入すれば、郡部から市街化地域へ通うことも可能になる。無料のマイクロバスを出して勉強する学校選択の自由を保障すべきだ。
 文部省が1997年に「通学区域制度のの弾力的運用について」という通達を出して、学校選択性を認めている。
 選択が自由になれば、アイスポーケーやスケートが強い中学校は区域外から優秀な生徒を集めることができる。
 地域と協力しながら放課後補習体制を整備する学校には勉強したい生徒が集まる。

 わたしは、水曜日を放課後補習日、土曜日を補習日に指定して、継続的に補習体制をとり生徒に勉強の機会、再チャレンジの場を提供すべきだと考える。
 補習を担当してくれるボランティアを募り、放課後や休日の補習体制を確立すればいい。具体的な方法は足立区教育委員会や帯広市教委がすでに実施しているから、そっくり真似ればいい。

 足立区の例は前のブログに資料を貼り付けてあるので見てほしい。

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コメント 6

クラブナビ

日本人は,自分がやって来なかったことを子供や後輩にさせることは苦手です.
自分がやってきたことを子供や後輩にさせないことも苦手です.
だから地域の特性が生まれるのだと思います.全国行脚してきてつくづく感じます.
根室(など)に根付く負の連鎖を断ち切るには,多くの強い鬼さんが必要でしょうね.
by クラブナビ (2010-05-15 10:28) 

ebisu

クラブナビさんのご意見にはときどきはっとさせられます。

自分のやってきたとおりのことを子供にやらせ、自分がやってこなかったことは子どもや後輩にさせるのは苦手。当たり前のことに気がつきませんでした。

その結果が、小学生や中学生の6時半までの部活と、家庭学習習慣ゼロだとすると、この数年中学生の親たちが劣化したという仮説が成り立ちます。

つまり、小学生や中学生時代に好きな部活にのめりこみ、家庭ではまったく学習をしなかった子どもたちが根室に残って親になっているということです。

中1入学時で家庭学習習慣のない子供たちの割合はおおよそ6割を超えていると思われますが、6割を超える親たちが家庭学習習慣がなかったということだとすると大変な問題ですね。

でも大丈夫、そうなら家庭学習をしつける運動を起こせばいい。
学校と地域住民と教育行政が協力して、5時以降の部活動を自粛し、家庭学習習慣を育む運動を起こせばいいからです。

都会で働くには大卒は当たり前、それがなければ大企業の門さえ叩けない。企業で働くには学歴を無視したとしても、学力の低いことは大変なハンディです。根室の就職先がなければ、根室で生まれ育った子どもたちは都会へ出て働かざるを得ない。
そこで根室の常識と都会の常識の違いを思い知らされる。

大人が何とかできることは大人がすべきで、子どもたちの学力はあげられる、上げる努力をしようではないか、それがわたしの言いたいこと。
クラブナビさん、斬新な視点のコメントありがとう。
by ebisu (2010-05-15 13:00) 

クラブナビ

ブログって楽しいですね.相互通信できるから面白いのですね.
寒い初夏となりそうな気配ですが,温かい風が吹いている根室の様子を誇らしげに感じます.
ふるさと納税が始まったら,真っ先に納入したいな.

いつも感じることでが,島国ニッポンは「正しいか正しくないか」ではなく,「どこの誰にやらせるか」を基準にするようです.
支持者は根拠のない優越感を得ているので,ここは「やらせる」という表現が合っているのだと思います.
結局は「正誤」「優劣」の問題ではなく,「かわいげ」で選んでしまう.

かわいがられない正論,上等です!ここは教育一揆を起こしましょう.
根室城の維持には,武士,庶民,寺子屋が一体にならなければいけません.
by クラブナビ (2010-05-15 20:34) 

ebisu

ブログの楽しみの一つは集えることになるかもしれませんね。
双方向で意見が述べられ、反応がある。
クラブナビさん、私のブログへもどんどん書いてください。
by ebisu (2010-05-16 10:51) 

ネムロ大好きっ子

私の子が通う学校では、
少年団開始時刻は4時です。
きっと教員の勤務時刻に合わせているのだと思います。
が、そもそも少年団は学校と直接関係ある組織ではありません。
地域の団体です。
学校を使うのが便利だから学校を使っているだけです。
教員が指導者であるという決まりもありません。
教員も地域の一員であるということから、
地域の団体である「少年団」からお願いされて指導に当たっているだけです。
だから、「4時開始」というのも変えていいはずなのです。
例えば、3時30分開始、1時間半練習して、5時終了。
道草をしたり、友だちや指導者と雑談したりしてのんびりしても、5時30分には帰宅できる。
これなら夜更かしをしなくても1時間は家庭学習の時間が取れます。

だけど、
なかなか「例年通り」は変えられません。
変えるには相当のエネルギーが必要です。

いっそ、市議会で取り上げてもらえないのでしょうか。
どこかに、教育問題に強い関心を持っている議員はいないのでしょうか。
教育委員会はどのように考えているのでしょうか。

by ネムロ大好きっ子 (2010-05-17 23:45) 

ebisu

【部活にPDCAサイクルを】
ネムロ大好きっこさん、コメントありがとう。
あなたのように根室の好きな人が増えてほしい。

4時から活動開始は多くの部活がそうですね。3時15分頃に授業が終わるのですから、3時半からでもはじめられます。
10分間で準備すれば3時40分からトレーニングできます。1時間20分やったらそれで終わり。5時にチャイムか何かを鳴らして、下校を促す。

すばやい準備と短時間での効果的なトレーニングは、社会人となったときにも重要です。仕事はそういうやり方でするものです。
授業が終わってから50分もロスをして、それから準備をはじめて、だらだら練習して6時半に終わる。毎日繰り返したら、習慣となり、しまいには性格となってしまいます。欠陥社会人として育ててしまう。
学校は教育機関のはずだから、部活でもきちんとした教育をすべきです。
準備は手早くやる。
練習の中身は効果を意識してトレーニングメニューを検討する。
効果を確認して、次のトレーニングに生かす。

部活のやり方を変えれば、家庭学習時間は簡単に確保できます。

部活も一種の仕事と捉えましょう。
仕事はPDCAサイクルが大事です。

Plan
Do
Check
Action

仕事の基本ですね。
ところで市教委はPDCAサイクルで仕事をしているのだろうか?しているのだと信じたい。そう、当たり前ですよね。
by ebisu (2010-05-18 08:37) 

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