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動詞は二つ、動く動詞と動かない動詞? #914 Feb.20, 2010 [57. 塾長の教育論]

 これはhirosukeさんのブログ「タダ英語(文法・語法編)」カテゴリーにある英文法解説記事のタイトルである。"ing"のつく場合と付かない場合を解説している。

 学習参考書を読んでもいまいち納得がいかない、説明し切れていないと感じる中・高生は彼のブログを読んでみたらいい。英語の使い方の参考になるだろう。

 なぜ、かれのブログを推奨するのか理由も書いておこう。
 学習参考書はさまざまな先人の受験用の知識をまとめただけのものが多いから、どれも似たようなものになる。
 hirosukeさんの解説は視点が斬新である。自分の頭で考え抜いた説明だ。自分の頭で考え抜くということが素晴らしい。この一点が推奨の理由だ。他の人にはないものがある。

 社会人になったときに自分の頭で考える習慣のあるものは強い。先入見をもたず、何ごとにもとらわれない目でみなければ、起きている現象の奥にあるものが見えない。それゆえ適切な対処ができない。自分の頭で考える習慣の芽を中高生のうちに育てておこう。

 白川静という漢字学者がいる。三万ページも甲骨文字をひたすら自分の手で写し取って漢字の意味を考え抜き、漢字の呪術的側面に光を当て、既存の学説を根っこからひっくり返してしまった。後漢許慎説文解字』でさえも容赦なく批判している。
 数学者の岡潔とともに知の巨人の一人に数えていい日本人だろう。既存の学説に縛られていては見えないものがある。自分の頭で考え抜かねば見えてこないものがある。
 自分の頭で考えることが大切なのは知の巨人にかぎったことではないだろう、平々凡々並みの能力のわたしたちも同じだ。

 さて、hirosukeさんのブログのURLを記しておくので、英語に興味のある生徒はクリック!きっと違う世界が見えてくる。
URL⇒http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2010-002-07
 「タダで英語(文法・語法編)」カテゴリーの他の解説も読んでみよう。    
 
*白川静・・・ウィキペディアより
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B7%9D%E9%9D%99


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サリー

hirosukeさんの解説、おもしろいですね。
そういえば 学生時代を振り返ると
日本語を上手に操れない英語教師は 教えるのも下手でした。
生きた英語を教えてくれるのは 学校の先生じゃなくて、映画や海外ドラマだったりして?
中学校の文法とある程度の単語で日常会話ができるはずなのに・・・・、6年間で覚えたのは、無駄に近い読み書きだけでした。

by サリー (2010-02-21 23:00) 

ebisu

あれれ、読んでくれたんですか、どうもありがとう。
>6年間で覚えたのは、無駄に近い読み書きだけでした

あらら、ジャパンタイムズを使って生きた英語を「無駄に近い読み書き」中心で教えています。
ほとんどの人がサリーさんのように何年も外国暮らしはしませんから。
同期の友人の一人が専門学校を出た後しばらくフランスで暮らしていたのがたった一人ですがいます。サリーさんに負けず劣らずユニークな奴です。

何かやることを見つけた者は強いですね。勉強する確固とした動機がありますから。
やるなら徹底的にコミュニケーション中心で英語を学ぶのもいい。hirosukeさんのは音読中心主義、とっても効果的な学習法ですね。
by ebisu (2010-02-21 23:15) 

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