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市立小樽病院建て替え移転 #880 Jan.26, 2010 [32. 市立根室病院建て替え]

 市立小樽病院が隣接地の量徳小学校を統廃合してその跡地に建設することが決まった。ソースは25日23時15分に流れたテレビニュースである。
 ネットで検索したら、量徳小学校は6学級169名だそうだ。現市立小樽病院を道路を挟んだ向かい側にある。

 根室はまだ一度もこういう議論をしていない。小学校も中学校も生徒が減って部活動にも支障がでている。数が少なくなることで競争心も低下し、近年さらに学力が低下しつつある。小中学校の統廃合を急ぐべきだ。
 成央小学校を統廃合してそこに市立病院を移転すれば、将来療養型病棟を増設する際にも、特別養護老人ホームを併設する場合にも、敷地面積の問題をなくすことができる。

 ふるさと根室の医療、とくに老人医療をどうするのか、マスタープランを話し合うべきで、それから病院建て替えの要件をきちんと決めて、最善の場所にできるだけ安いコストで市民ニーズに見合った市立病院建物を建築すべきだ。

 小樽市議会にできたことは根室市議会にだって可能だろうと私は思う
 5年も議論していてこういう基本的なことをひとつも検討していないことが不思議だ。病院建て替えは医療問題に関する問題意識と知識を有する市民を交えて検討をやり直してもらいたい。

*小樽と根室の比較
 市立病院入院病床数: 223ベッド⇔199ベッド
 人口: 134,770人⇔30,081人(H21年12月末)
 老人人口割合: 9.98%⇔25%超
 小樽市には国立小樽商科大学がある。
 人口190万5777人の札幌市まで電車で約50分

 根室は老人人口割合が小樽市の2.5倍もあるからそれだけ老人医療問題が深刻であるが、現状をみると療養型病床は市内に1ベッドもない惨状を呈しており、十数年後には療養病床を補完する利用のされ方をしている精神病院2施設及び特別養護老人病院が後継者がなく20年をまたずして閉鎖になる可能性がある。
  江村精神内科病院と根室共立病院あわせて200ベッドあるが、入院患者の大半は老人であろう。十年、二十年先を見据えたマスタープランをしっかりもっておかないと、老人1万人の町に、療養病床ゼロ、特別養護老人ホームもないという、さらなる惨状を呈することにになりかねない。

 議員定数削減運動を担った市民団体は、市長、副市長、病院事務長、市立病院長、市内医療機関の院長、市議全員に老人医療問題や病院建て替え問題についてのアンケート調査をしてはくれないだろうか?調査票の原案作成くらいはお手伝いできるだろう。


*道新ニュースより
市立小樽病院、隣接地に拡大
 14年度にも完成
(01/26 08:50)

 【小樽】小樽市の山田勝麿市長は25日、市役所で記者会見し、市立小樽病院の移転新築先について、現病院と、隣接する量徳小学校を合わせた敷地を建設地にすると表明した。早ければ2014年度中に完成する予定。

 老朽化が進む同病院の移転新築問題は、07年の前回市長選で最大の争点となった。量徳小の敷地はもともと移転先の第1候補だったが、同小の統廃合が前提となることに市民理解が得られず、山田市長は06年に移転先を同市築港地区に変更。これに対し昨年6月、並木昭義・市病院局長(元札幌医大病院長)が「量徳小が最適」と提言、市が対応を検討していた。山田市長は会見で「交通の利便性や、他の医療機関との連携の取りやすさなどを考慮した」と説明した。

 市の現段階の計画では、新病院は約400床を想定している。


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