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杞憂(3)根室の地域医療の未来 #856 Jan.8, 2010 [32. 市立根室病院建て替え]

 ブログに興味深いコメントをいただいたので、本文に転載させていただきます。
 首都圏の医療関係者のコメントと思われます。ひょっとしたらドクターのご意見かもしれませんね。
 ハンドルネーム“こっち”さん、コメントをありがとうございます。

 ebisuさんの何度か市を訪問した話ですが、なかなか一般の一市民には面倒でできないことです。
それにしても、30000の人口で59億円の建物とはすごい・・・。どこからそのカネ引っ張るんでしょう。
国は大赤字、道も悲惨な状態。
いっそ○洲会系病院事務でも1人引っ張ってきてやらせてみてはなんて考えてしまいます。
30億弱で概ね片付けるのではないでしょうか。
(数字等は無責任な記載で申し訳ありません、シロウトの戯言と読み流してください)
by こっち (2010-01-07 16:15)

 ご謙遜でしょう、とても「シロウトの戯言」には聞こえません。
 補助金44億円を当てにしていまのところ18億円のみ、めどが立ったようですが、補助金が下りればいくらかけてもいいという考え方に私は違和感を感じます。
 国は根室市よりも夕張市よりも借金地獄にあえいでいます。補助金は少ないほどいい、そういう健全な考え方をもつべきでしょう。

 まずは、病院コンサルタントで公認会計士の長隆氏の提言に素直に従って、25億円まで建て替え予算を削ることを最優先すべきです。59億円なんてとんでもないことです。市立病院を二つ建てることができます。

 *(通常は設計をした会社が「設計監理」をしますが、設計監理料は本体工事金額に比例して決まります。設計監理料を2%と仮定すると、60億円だと1.2億円、30億円だと6000万円の手数料が業者に渡ります(設計監理料の相場については何パーセントだったか忘れました)。要するに、工事金額を膨らますほど設計監理を担当する業者が儲かることになります。業者任せにしたら建築単価が高くなるので、発注する側がトコトン建築予算を削る必要があります。それが市や病院事務局や建設特別委の仕事です。)

 病院の運営の仕方については、病院職員を巻き込んでどういう市立病院にしていくのか運営方針を明確にして、医者と看護師などコメディカル・スタッフは事務職員などが協同すべきでしょう。病院の診療水準が上がれば、宣伝しなくても患者は戻ってきます。わずか150ベッドで専門医をそろえた総合病院機能を担うことは無理ですが、小さいなりに充実した病院機能をもつことは可能です。診療水準が同じなら、患者は釧路へは行きません、地元の方がいいに決まっています。

  *次回はハンドルネーム“一市民”の方のコメントをご紹介します。コメント蘭にこれほどきちんとした文章はなかなか書けません。根室にはこういうきちんとした人が少なからずいるのですが、表舞台に出てきません。私の友人もそういう人が多いように感じます。自分に課せられた仕事を誠実に果たしたきた人々はあきらめているのかもしれません。しかし、実際はあきらめ切れてはいないようですから、何かをきっかけにつながれば根室の未来を変えうる流れができるかもしれません。楽しみです。

**もうひとつ。3日から4日にかけて雪が降りましたが、5日には歩道の除雪がされていました。早かった。


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