SSブログ

新型インフルと根室高校修学旅行顛末記(2) #794 Nov. 9, 2009 [35. 感染症および自己免疫疾患]

新型インフルと根室高校修学旅行顛末記(2) #794 Nov. 9, 2009

 二つ前のブログ#792で顛末記の「速報」を書いた。発熱患者はいただろうという推測はあたっていたが、その後が違っていた。

 昔は別々だったが、普通科・商業科・事務情報科は一緒に修学旅行に行っている。一学年200人だから飛行機1台チャータにちょうどいいサイズだ、昔は350人もいたからね。
 普通科の一人と商業化の一人、計2名が発熱し途中で根室への帰途についたという。一生に一度の修学旅行、さぞかしがっかりしただろう。

 どうやら先生たちは市立病院の医者と交渉してタミフルを携行するという「備え」がなかったようだ。せっかくブログで書いておいたのに残念だ。道教委から旅行途中で発熱した場合はただちに帰すべしという通達でもあったのだろうか、それとも患者は出ないと高をくくったのだろうか。交渉はしたけれど、患者が発生していないのに薬を出すわけにはいかないとでも病院に言われたのだろうか?仔細はわからない。

 仕事は事前の準備が7割、結果の良し悪しはほとんど準備作業の適否で決まると言っても過言ではない。交渉の巧みさも必要条件である。どうすれば相手を納得させられるか、コミュニケーション力が試される。

 高校生諸君は社会人になったら、仕事の重要度に応じた準備を怠らず、このような愚を犯さないようになってもらいたい。
 ちょっときついレッスンになってしまったが、他人の痛みをわが痛みと受け止め、現実の厳しさをしっかり記憶しておこう。こういう体験から学ばないと、中途で帰途についた仲間に申し訳がないというものだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0