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定数削減と市立病院問題について(J&K対話)-(3) [32. 市立根室病院建て替え]

定数削減と市立病院問題について(J&K対話)

k:道新見た?
j:市議会議員定数削減問題だろう、削減するだけでは問題が解決しないとおれは思うぜ。たとえば、市役所職員の数が中標津より多い、だから減らせと。そんなこと言い始めたら、議員だけでなく消防も先生も何もかも減らせと際限がなくなる。だから、署名もしなかった。どこで(署名を)見られるかわからないし。考えが一致しないことには署名しない。
k:おや、はっきりしてるね。おれはたまたま署名活動に出くわさなかっただけで、やっていたら署名したよ。人口18万人の釧路市が町村合併の後、昨年28人に市議の数を減らしたもの。人口3万人の根室に20人の市議定数は多すぎるとおれは思う。根室は釧路同様財政が厳しいから、削減は当然だと思うよ。ジローの主張もわかるけど。
 市議はほとんどが兼業の人だ。何か商売していて市議を兼務している。だから、市議に必要な勉強もしていない。たとえば、市立病院問題をとっても予算書と決算書が読めなければ、「黒字」だという市側の説明にそれ以上突っ込めない。実態は毎年一般会計から10億円もの繰入をして赤字補填をしている。かれらは商売の片手間に市議をしている。問題だらけなのに、個々の問題には具体的に突っ込めない。必要な専門知識がないからだろう。
j:市議に知識がなければ、取り巻きの中に専門知識がある者がいて支えればいいんだが。どの市議にもいないな、そんな取り巻きは。おれたち団塊世代を見てもわかるけど、勉強できるやつらは根室からほとんど出てしまっているからな。人材が薄いのは仕方がない。
k:冗談だろう、たしかにそういう傾向はあるけど、しっかりしたやつらが地元に残っている。Aは地元企業に勤務しているが、考え方のしっかりしたやつだし、政党活動をしていたBも考え方のしっかりした奴だ。昨年組合を退職したCもだ。ジロー、おまえもそういう同期の中の一人だろう。何人かが市議に立候補すればいいのだが、誰もやらない。
j:同期で市議の奴も一人いるが、なんだかんだ言っても立たないのが悪いと言われればそれまでだ。市議になっても、1期目は何もできないと聞いたぞ。いろいろあるらしい。根室の町はおいそれと変えられない。長年にわたって市議選に競争のないことが市議の質を低下させてきた。立候補者と定数がほぼイコールだ。これではよくならない。適度な競争が必要だということはお前が根室の学力を問題にするときに言っている事だろう。
k:結局、根室の人間が根室の町を衰退させてきたってことか。何も変わらない、現状維持が居心地がいい。だけどもうそういうわけにはいかないところまで来てしまっている。
j:市議って言ったって、冠婚葬祭へ関わることから、口利きなどこまめにしなきゃならないことがある。金もかかる。現実問題、12年やれば年金が月20万円も入るって言うじゃないか、だからそれもあるんだろう。高すぎるよ、たった12年で20万円だ。根室の民間企業なら40年勤務してもそんなにもらえないところが多い。だから、市議たちが自ら定数削減に踏み切らないのは当然のことだろう。自分たちの老後の生活を考えている。それは市議たちに共通している。
k:町の将来よりも自分の老後か?
j:それが現実だ。波風立てないのが一番いい。ところで、JCの市民意識調査は市立病院問題についてもなされたと聞くが、それも同じことだ。
k:何が同じだ?
j:本音と建前だよ。たとえば、市役所職員に自分の家族が市立病院にかかっているか、釧路や札幌の病院にかかっているか、アンケートをとってみればいい。相当数が釧路だろう。命の問題だから、おいそれと市立病院でいいというわけにはいかない。
k:疾患によっては専門医がいない場合もあるし、人工股関節手術のように実績がない場合がある。なれた外科医でないと予後が悪い。そのような場合は市立病院を利用できないのはむしろ当然だ。
 だいたい、たかだか200ベッド未満の「総合病院」というのが土台無理な話だ。診療科がそろい、専門医がそろう規模は500ベッドだろう。大学病院は500~600ベッドが多い。だから、人口3万人の根室では極めて機能を絞り込んだ限定的な「総合病院」しか維持できないんだ。市の人口動態を見据えながら、どういう病院が根室に必要かということを議論しないといけない。病院の新築仕様はその後でないと決められない。病院の新築を急ぎながら、そうした根本の議論がなされていない。こうしたことをぎろんするのもある程度の専門知識が必要だろう。片手間仕事の市議にはあまり期待できないな。
 だけどな、おれは最後は古くてきたないのは不満だけど、市立病院でターミナルケアを希望したいよ。根室っ子だからな、根室で死にたいものな。もちろんできれば自宅だけど、そうもいかない。司法解剖なんてことにはなりたくない、家族に迷惑がかかる。
j:カズよ、とにかくだよ、疾患によって利用する病院は使い分けていいし、使い分けるべきだ。そうしないと助からない。人口は今年か来年早々にも3万人を割り、10年後には2万5千人になるだろう。だから、釧路と根室の病院を使い分けていい、それがいい。その上で市立病院にどのような機能が必要かを論ずればいいんだ。
 市立病院を利用しようと旗を振っている人たちも本音と建前を使い分けている。だからといって、おれはかれらを批判するつもりもない。いくつもある本音と建前の一つの例にすぎないのだから。
k:でも、アンケート調査はちょっと興味があるな、労働組合がやるのが一番簡単だろう。お互いに都合の悪いことは言わない、というのが根室の文化と伝統だし労働組合も例外ではない。
 波風を立てることは避けよう、お互いに都合の悪いことには口をつぐもう。日本全国にそうした「地方」が広がっている。割り切れないが、健全な批判精神を失った「地方」が長期的に疲弊していくのは当然のことだろう。
 おれたちはあと5年で法律上も老人の扱いになるが、若い根室っ子たちが健全な批判精神を取り戻せれば、根室の衰退に歯止めがかけられる。根室っ子にしっかりしてもらうしかないな。

 2009年6月21日 ebisu-blog#619
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