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柏陵中2年生水泳全国大会出場(北海道新聞より) [57. 塾長の教育論]

文武両道ということについて

 今日(8日)北海道新聞の夕刊に嶋田侑輝君(柏陵中2)の記事が写真入りで載った。ニコニコ顔のいい写真だ。
 静岡県で開かれる水泳全国大会に出場するので長谷川市長を訪問したという記事である。50メートルクロールで26秒台の記録だそうだ。身長が伸びているから、数年は記録の更新が続くかもしれない。期待のできるスイマーなのだろう。
 8月の江別での全道予選で2位だったと新聞に書いてあったが、聞き間違いでなければ3位だったような気がするが、記者が聞き間違えるわけがないだろうから、たぶんわたしの記憶違いだろう。
 全国大会でさらに自己記録を更新するかもしれない。

 北海道で3番以内に入れなければものにならないから勉強一本に絞って国立大学を目指せと、うっかり春の面談で話してしまったらこの結果だ。やられたな。勉強のほうの筋もいいものがある。
 成績は男子学年トップクラスだから、水泳と同じくらい力を入れたら、面白いことになる・・・こちらはずいぶん余力を残し、野球部のピッチャーの生徒と競っている。いいライバルだ。お互いに「文武両道」を地でいく、悠然としたものだ。
 英語はセンスがいいので少しハイペースで、来年3月には高校受験用の問題集を終わり、全文英語の大学レベルの問題集である"Grammar In Use"(中級問題集350ページ)をやることになる。数学は相当手こずりながらも力をつけつつあるが、高速授業と水泳の両立はいまは無理だ。かれら成績上位層にとっては学力テストも定期試験も、知的好奇心をくすぐるものではない。難易度が低すぎてつまらないと感じている。ケアレスミスのあるなしだけの競争がいかにつまらないものか想像してみてほしい。根室の子どもたちの潜在能力を開放するためには、難易度の高い問題を数題混ぜて実力差が点数に表れるような出題を工夫すべきだ。
 かれの潜在能力がどの程度か、その底を見てみたいものだ。
(受験英語は社会に出てから弊害が大きい。それが見られなかったのは、一人だけである。東大(理Ⅲ)⇒東大大学院をでた二十数歳年下の応用生物統計の専門家一人だけだった。仕事で必要があり、希望者だけで暗号関係のコンピュータサイエンスの専門書の輪読会をやったことがあるが、きちんと読めていた。受験英語が邪魔になっていなかった唯一の事例だった。ほうーと驚いたことを憶えている。理Ⅲだから数学に一生懸命で、英語の受験勉強はあまりしなかったのだろうか。余談だが、私の周辺の狭いエリアでは社会人で英語ができる奴らは、英語は好きだが英語の受験勉強をあまり熱心にやらなかった者が多い。民間企業に勤務する者、独立して会社経営をしている者、プロの翻訳家などさまざまだ。思い浮かぶ十数人のうちに大学教授が3人含まれている。それぞれ専門分野をもち、英米文学関係学部出身者が一人もいないことも共通している。どういうわけなのだろう?理由は不明であるが、こういう経験がニムオロ塾の勉強のさせ方に表れてしまう。具体的には教材選びと英字新聞を使った時事英語授業にである。)
 このところ数学のスピードが落ちているが、クロールのスピードを上げたようだからいいだろう。ひとつつかんだら何がしかが犠牲になる。選択と集中は状況に応じてするしかない。クロール全道2位ではいまは勉強が犠牲になるのはしかたがないな。でも、心身ともに成長期にあるので、化ける可能性を秘めている。勉強の今後も全国大会の結果も楽しみだ。
 あまり力まず、全国レベルでどの程度通用するのか測って来い。

 2008年10月8日 ebisu-blog#344
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