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根室漁船保険組合専務、数千万円着服事件のその後 [87.根室の話題]

   根室漁船保険組合専務、数千万円着服事件のその後

 
 下世話な話である。「根室漁船保険組合 専務、数千万円着服か(北海道新聞)」というタイトルで5月25日にブログを書いたが、先ほど午前7時のFMラジオニュースで水産庁の調査結果が報じられた。
 要点は二つである。組合のチェック体制が甘いことと組織全体に不適切な支出のあることが指摘されている。具体例としてH17年に予算の2倍の接待交際費のあることを挙げている。金額は70万円余だった。ラジオのニュースだったから漁船保険組合への監督官庁の調査だったか漁業協同組合への調査だったか聞き漏らした。

 いずれにせよ根室漁船保険組合は根室漁業協同組合の下部組織のようなものである。組合長が兼務している。実態から判断して同じ組織、同じ基準で動いていると見てよいだろう。
 根室の経済・政治の中で根室漁業協同組合の役割は決して軽くはない。戦後63年間、根室の経済が衰退の一途を辿ってきたのはここがしっかりしてこなかったことも一因だろう。。「昆布しょうゆ」「舞いサンマ」「フコダイン」と新商品開発が続いている歯舞組合の革新性と斬新さと比べてみるとよくわかるだろう。無為無策の63年間が横たわっている。
 先のブログで私は根室の悪弊として、名誉職をたらいまわしにすることや職位にふさわしい見識・能力がないにも関わらず、名誉職を簡単に引き受ける人の多いことを書いた。結果として、その職務は機能しないことになる。これは根室漁業協同組合に限った話しではない。いたるところにある、それゆえ「悪弊」と書いた。そして組合長や組合の監査役をその具体例として挙げ、その職能と職責を説明したが、水産庁の調査結果は私の主張を裏付けてしまったようだ。残念である。詳しくは前のブログを見てほしい。文末にアドレスを貼り付けておいた。
 悪弊はやめるしかない。よりよい根室を作るためにはそうすべきだ。しかし、人口3万人の町になかなか適当な人材の見つからないことも事実だろう。さて、どうしたものだろうか。
 言うは易し行うは難し。根室組合に本当に人材はいないのか?自浄努力はできないのだろうか?情けない組織が根室経済の核を構成している。
 このところサイクリングや祭りやサンマなど楽しい話題が続いたのに、こんな残念な結果を後追い報告会しなければならないのは残念だ。

 根室の漁業関係者の子供で北大水産学部へ入学するものが大勢出てほしい。一人や二人ではだめだ。二桁必要だ。そうすれば根室は変わる。北大水産学部はたかが代ゼミ偏差値54である。それほど難しい大学ではない。
  根室の町にとって必要なのは、重要な組織の長としてその職責をまっとうできる見識と教養を兼ね備えた人材だろう。


  5月25日ブログ#191『根室漁船保険組合専務、数千万円着服か』
  http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/archive/20080525

  2,008年8月15日   ebisu-blog#256 
  総閲覧数: 26,872/263days (8月15日8時15分)

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