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滝川市保護費搾取事件にみる日本人の価値観の崩壊 [A8. つれづれなるままに…]

  2,008年4月20日   ebisu-blog#173 
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  4月19日北海道新聞朝刊より
 保護費搾取
 滝川市長に結果責任
 第三者委最終報告「支給は不当」
 【滝川】滝川市の夫婦らによる生活保護費搾取事件をめぐり、当時の同市の対応を検証してきた第三者委員会は18日、約2億4千万円の支給が「病状調査や検診命令などを行わず、不相当」とし田村市長と末松静夫副市長についても「結果的に多額の公金が詐取され、行政の信用を著しく失墜させた責任は問われる」と対応を厳しく批判する最終報告を公表した。田村市長は記者会見で謝罪したが、言及の継続で責任を取るとし、辞任を求める声に対しては「今後の対応と信頼回復を進めるのが責任」と否定した。
 34面の記事より
 市長減給「甘い」
 市民ら憤慨と失望
【滝川】2億4千万円に上る血税を夫婦に支払い続けたことに対して、田村弘市長が18日、自らが示した責任の取り方は減給処分だった。「甘すぎる」「市民にどう説明するつもりなのか」―市民の多くから不満の声が上がった。

 《コメント》
 この市長は助役時代に保護費を詐取した男に会っている。最初は面識がないと言っていたが、後で会ったことがあることを認めた。保護費詐取についても責任を感じていないようだ。言い逃れをし、事実がばれるとその都度、そこだけを認める。そして責任は取らない。
 生活保護費を詐取した夫婦も悪いが、田村市長もそれに負けず劣らず悪い。社会科の先生は学校で生徒にどのように教えればよいのだろうか?
 責任ある立場のものが職務を全うせず、言い訳ばかりして、責任を取らない。2億4千万円もの血税を詐取されて、何のチェックもできなかったことに重大な管理責任を感じていない。それどころか助役時代には当の本人に会っているのだから、市長は当事者でもある。
 責任の取り方を知らないというか、みったくないというべきか。卑怯千万な振る舞いであり、日本人が恥ずべき行為としてきたことである。
 日本人の伝統的な価値観にしたがえば、「出処進退はきれいにする」、「退け際をきれいにする」、「潔く退く」、「悪いと思ったら素直に謝る」、「責任は潔くとる」、「卑怯な振る舞いはしない」、などである。
 滝川市の田村市長は助役時代も言い訳ばかりするような仕事のやり方をしてきたのだろう。市長になっても一向に直っていない。 肩書きが人を育てるというが、この人の場合はそうではなかったようだ。

 たまには日本人の鏡のような、責任のとり方を心得た、立派な市長がいてほしい。そして生徒たちにこんな立派な市長がいると紹介したいものである。


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