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復習主体から予習主体の学習習慣へ [B5. お知らせ]

 2,008年2月2日   ebisu-blog#066
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 帰るときやけに寒く、手が冷たいと思ったら、合同庁舎前の温度計はマイナス9.8度Cを表示していた。今冬一番の寒さである。昨日は湾内の氷が解けて半分なくなったいたのに、一晩でまた結氷が広がっていた、岸壁から弁天島まで凍っている。

 今日の補習授業は参加者が多かった。来週7日は中学1・2年生の学力テストが予定されている。三年生は高校入試が近い。日商簿記検定も近づいている。それぞれ自分の目標に向けてがんばっているようだ。
 数学の点数が70点も上がってしまったKo中学2年の二人は、このところ英語がだいぶわかってきたように見える。勉強の仕方がつかめてきたようだ。三年生のお迎えテストでは成果が出るだろう。ニムオロ塾生の成績上昇パターンは、数学がまず上がり、その後半年ぐらい遅れて英語が上がりだす場合が多い。家庭での学習習慣がつくまで英語の成績は上がらない。数ヶ月ではそれまでなかった学習習慣を身につけることが難しいということだろう。半年かかる。数学の成績が上がることで、数学の勉強が面白くなり、家庭での学習習慣がつく。塾の英語の授業が少しわかり始めると、今度は苦手の英語も家庭学習で復習するようになる。こうなるとしめたものだ。
 人間の頭は覚えたことも忘れるようにできている。だから、忘れる前に何度か復習することで記憶を定着させる必要がある。それが復習だ。できなかった問題に印をつけさせるようにしているので、印のついた問題のみ復習する。こういうやりかたをすると効率的な復習が可能だ。短い時間で広い範囲をカバーできる。一年分でも可能だ。だから普段、問題をやっているときに、マークをきちんとつけておくことだ。そうすれば、一年分でも一日で復習可能になる。
 こんな勉強が通用するのは中学生の内だけである。高校生は予習中心の勉強に切り替えないとついていけなくなる。都会の生徒たちは中学生のときから個別指導塾で予習中心の授業を受ける。集団授業でも、たとえば駿台予備校の授業は予習していかないとついていけない。予習してくることを前提で、授業が組み立てられている。ちょっと遅れるけど、根室の生徒も中学3年生までに予習中心の学習習慣を身につけたほうがいい。そうしないと大学受験で小学校の時には同じ能力だった都会の生徒たちにかなわない。実力に大きな格差ができてしまうからだ。就職する人も同じことだ。根室での就職は卒業生の20%しかない。ほとんどが都会で就職する。だから、学力を上げておかないと仕事についてから勝負にならない。

 ニムオロ塾でやっている個別指導は予習中心の高速学習だ。通常の1.3倍から2倍のスピードで問題集をやっていく。中学3年間で数学なら数Ⅱまで、英語な高校2年レベル程度までが到達目標となる。都会の進学校よりも速いペースで勉強できるから、受験はかなり有利になる。きちんとついてくれば、東大・北大受験は当たり前、年間20人合格者を出せるポテンシャルが根室にはある。上位10%のものたちをその能力に応じたスピードで教育できれば可能な数字である。そういう者たちのなかから医学部受験をして合格した者に6年間で3000万円の奨学金を出せばよい。そのための財源の捻出方法は前回のブログにその具体案を書いた。8年間の根室市立病院勤務を義務付けたら、30年後の医師不足はなくなる。否、全国一、人口比で医者の数が多い町になるだろう。しかも腕のよい医者ぞろいの・・・ みんなで一緒に夢をみようではないか

 いま根室の医療が危機を迎えているのは、30年前にそうした努力を怠ったから付けが回ってきているだけの話である。教育行政・(私を含めて)教育関係者に過去を振り返って反省する心があるなら、これからやるべきことは自ずから見えるだろう。

 がんばれ!
 根室の教育行政&教育関係者!
 町の将来と子供たちの可能性を拓くために。


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