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初夢でみた医師不足解消 [26. 地域医療・経済・財政]

2,008年1月9日   ebisu-blog#043
総閲覧数: 1,990/44 days (1月9日00時10分現在)

 これは夢物語である。2日の夜に見た初夢であったような・・・さて、判然としない。歳のせいか物忘れが多くなりつつあるので、忘れないうちに夢の概要を記しておく。

 根室の医療問題のうち、医師不足に関する部分だけは解決可能である。もっと良い案があればそれでやればよし、後はやるかやらないか、ふるさと根室に住む人々の選択に任されている。解決法は「米百俵」である。(・・・なんのこっちゃ、ブツブツ・・・)

 継続して北大医学部へ合格者を出すことが医師不足の現実的な解決策である(ほんとうかいな)

 根室には都会並みの環境で育てれば、北大医学部を受験できるレベルの生徒が1学年につき5人程度いる現状で、北大受験可能レベルの生徒数は1学年につき約20人であるしかし、現実は年に一人合格できればよいほうである。何もかもが首都圏に比べて劣るとは思わないが、優秀な生徒を育てきれていない教育僻地の現実がある
 大きな可能性をもった生徒を育てるにはどうしたらよいのか才能を伸ばす特別な環境を用意してやることだ。

 東京では小学校の4年から親が自らの資力を投じて「英才教育」をやる。どのようにやっているかといえば、進学校といわれる有名私立中学受験に向けて受験勉強させるために個別指導の進学塾に通わせているである。そして中高一貫校の進学校の生徒は高校2年の夏までに主要受験科目の学習を終え、受験勉強に専念するのが標準スケジュールである。

 6年間1.3倍速度で学習させれば、根室にいても高校入学時には数Ⅱを終了できる。英語は大学レベルにまでもっていける。現実的で具体的な医学部受験用学習スケジュールをつくり、それを実行できる体制をつくり上げる

 Ke中学のNがいい実データを提供してくれている。何度も書いているが、彼と同レベルの生徒がKe中学3年生だけで5いる。根室市内全校ではおおよそ一学年20人である。
 N君は高校入学前に、英語は語学研修所用の全文英文の中級レベル問題集を終了して、英字新聞をテキストにした時事英語授業で長文トレーニングを始め。高校2年の秋の時点で、大学センター試験問題の英語は180点前後とれるだろう
 数学は数Ⅰ&A、数Ⅱを高校入学前に終了しておけば充分である。首都圏の進学校よりも早い。
 国語の読解力がすべての科目に共通して要求される必須項目であるが、タイプの違う哲学書の読解トレーニングをやることで
飛躍的に向上させることができる

 高校の授業がこうした小数の生徒たちをどのように育成できるかも解決しなければならない問題である。高校は道庁の管轄で、根室市は蚊帳の外である。しかし、地域ぐるみでエリート育成に取り組めば、協力体制を築くことはできるかもしれない。地域医療は根室市のみならず、全道的な問題でもあるからだ。要は熱意の問題である。医師不足は解消できる

 とにかく、毎年複数、北大医学部・旭川医大・札幌医大に合格者を出すかかる費用は根室市が負担するその代わりに医者になったときには60歳までに8年間の市立根室病院勤務を義務付ける。医者になれなかったものには何の義務も課さない。根室で個人病院を開業する者も義務免除である。

 「英才教育期間中」は勉強に集中してもらうためにクラブ活動禁止である
 都会の進学校のトップクラスの生徒たちとの競争だから、のんびり部活をしていたのでは必要な勉強時間が確保できない。だから、勉強に集中してもらうために部活は禁止する。いわば「勉強クラブ」の所属であり、彼ら・彼女たちに根室の医療の将来を背負ってもらう。

 1学年につきトップ8~20名に英才教育を施すと假定しよう。試験と面接で生徒を選抜する。ここが一番難しいところかもしれない。審査する側が生徒の意欲と才能を適切に見抜くことができるかどうかにかかっている。完全な選抜は神の御業でしかありえない。人間の選抜には間違いがある。それゆえ、毎年、学習の進捗状況と意欲を確認し、数名を入れ替えるものとしよう。AB2ランクに位置づけを行い、Bランクのものはそのままだと翌年入れ替え対象とする。
 公開審査が必要だろう。だれを審査員にするのかも要点である。人口わずか3万人の町、人材が少ないことは事実である。バランスのある教養を持ち合わせた人間が審査員とならなければならない。

 たとえばどこかの塾で一クラス8人そうした生徒を受け入れる假定しよう。契約で決められた仕事は、中学3年次終了までに英語は大学レベル、数学は数Ⅱ&Bを終了するスケジュールで授業を行うことである。授業の進捗は生徒一人ごとにきっちり管理し、年に一度直接確認を行う

 費用は概算どの程度かかるだろうか?一人当たり年間24万円で引き受ける塾を探せば良い。8人だと192万円の負担である。たとえば、1から高3までの6学年を対象とすると、6×192万円、最大年間1,152万円のコストがかかる
 わずか市役所職員1.5人分の人件費で済む勘定だ。

 根室市は厳しい財政事情にも関わらず、孫・子のために毎年1000万円ほど投資した。30年前の長谷川市長の英断があったればこそ、町は人口2万人と小さくなったが、全国一と言われる医療都市の根室がある。
 国に頼るという奴隷根性を棄て、自前でなんとかしようと言う気になったのは、戦後60年たっても北方領土問題が一向に進展しなかったからである。本気で根室のことを考えているのは外務省でも1~2年で交替する総理大臣でもない、ほかならぬ根室人自身しかいなかった。他人を頼りにしていては根室の将来がないことは戦後60年の歴史が証明している。自分たちが何とかしなければ困難な状況を打開できない、そういう機運が市長のみならず、根室市民の間に満ちていった。
 当時の鈴木教育長は道庁からの転出組みだったが、出身官庁である道庁と困難な折衝を粘り強くやってくれた。その結果、根室高校の協力体制も堅固なものになった。市教育委の職員も市内の小中学校の先生たちと一丸になって学力向上に取り組んでくれた。父兄を巻き込み、町ぐるみでこの問題に取り組んだ。関係者の永年にわたる労に感謝したい。
 そして30年がたったいま(2,038年)、市立根室病院は医者が定数を3名超えている。町にはこんな噂が流れている。
 「定員に空きができたら知らせて欲しいという医者が10人いる」
 広い待合室は毎日1000人を超える外来患者で溢れかえっている。いまでは人口1000人当たりの医者の数が全国一である。
 不法占拠100年まであと7年、このままでは北方領土は国際法上、ロシア領となってしまう。わたしたちはどこで間違えたのか、できうればタイムマシンで時間を遡ってなんとかしたいものだが・・・
 しかし、医療に関する限りは選択に間違いはなかった、大成功だった。老人になっても医療に関する限り何の心配も要らない町になった。中標津や釧路からも根室の良医と立派な病院、そして患者に優しい看護士さんを求めて患者が集まって来ている。毎朝9時前に釧路から患者を乗せた定期運行バスが4台、病院に到着する。正月のテレビの特別番組で小さな地方都市根室で受けられる先進医療が紹介されていた。
 昨年の北大医学部合格者は3人だった。旭川医大や札幌医大を含めると10人合格している。毎年、複数の合格者が出るようになってから20年以上たつ。さて今年は何人合格するだろう。
 根室高校は医学部進学用の特別コースを設定し、約20人の生徒を対象に放課後の授業で高速学習をやっている。これもすでに伝統となった。
 なにしろ医者たちが安心している。実質的に東京の中高一貫校とそう変わらない教育体制ができているので、日本の一番東にある町に住んでいても、子供の教育に心配が要らない。根室高校は医学部に毎年5~8名程度の合格実績を誇っている・・・

・・・とまあ、こんな夢を2日の夜にみた。


【米百俵】
戊辰戦争
で敗れた長岡藩は74000石から24000石に減知され、実収にして6割を失って財政が窮乏し、藩士たちはその日の食にも苦慮する状態であった。このため窮状を見かねた長岡藩の支藩三根山藩から百俵のが贈られることとなった。

藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の大参事小林虎三郎は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用(学校設備の費用とも)とすることを決定する。藩士たちはこの通達に驚き反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、

「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」

と諭し、自らの政策を押しきった。

この米百俵の売却金によって開校したのが「国漢学校」であった。また、この学校は士族によって建てられた学校であるが、一定の学力に達した庶民の入学も許可された。洋学局と医学局が設置され、洋学局が現在の長岡市立阪之上小学校新潟県立長岡高等学校、医学局が長岡市内にある長岡赤十字病院とその付属の看護学校が後身となっている
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E7%99%BE%E4%BF%B5


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*#2290 地域医療対話(1)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-10

  #2287 「いまいる常勤医を大切にせよ」:市立根室病院の経営改善
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-07-2

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*#2286 市立根室病院『改革プラン(改訂版)』と実績対比
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-07-1

  #2285 市立根室病院『改革プラン(当初計画)』と実績対比
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-06

 #2283 市立根室病院損益推計:7年後は年額22億円に赤字拡大か?
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 #2269 衝撃!根室市の人口推計値 :とまらぬ人口減少
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 #2272 根室 「57年間の人口推移+27年間の推計一覧表」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-04-23-1

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 #043初夢でみた医師不足解消
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-01-08

 #37市立病院はほんとうに黒字か?…(2)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2007-12-29

 #33わが町の医療の現状と展望(1)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2007-12-27



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