So-net無料ブログ作成

日商簿記3級に中学生が合格! [ニムオロニュース]

11月18日に日本商工会議所簿記検定試験が行われました。
Ke中学三年生のN君が高得点で日商簿記検定三級に合格しました。
高校受験勉強の合間を縫って4月から勉強を始めて8ヶ月です。
N君、合格おめでとう。

道立根室高校には商業科と事務情報科がありますが、11月の合格者は久しくいないと聞きました。
高校生は、例年1月下旬の(日商よりもすこし易しい)全国商業高等学校協会主催の簿記実務検定三級を受験しています。授業のスピードが11月受験に間に合わないのが実情のようです。
高速の授業についてこられる生徒がいるはずですが、受け皿が用意されていないようです。上位5%に位置している潜在的能力の高い生徒の能力を引き出す場が学校教育にはないようです。その辺りは私塾の役割です。
11月に日商簿記三級に合格できれば、1月の全商検定試験では二級が受験可能です。三級に合格して、次は二級です。ここまではなんとかなります。

問題なのは日商簿記一級です。東京都立第五商業高等学校では、もう三十年ほども前(生徒数は約千人でした)になりますが、日商一級受験者用に東京経済大学から講師を招聘していました。つまり、都会ですら高校には日商一級を教えられる人材がいません。優秀な生徒がいても大学がない根室で指導できる先生を常時確保可能かという問題があります。私が高校生だったときにもいなかったし、現在もいません。それが現実です。厳しい根室の現実です。
優秀な生徒を鍛えるためには、まず教師が意欲的に勉強しなければならない。意欲的な先生をどうやって確保するかという問題がある。昨年行われた市の文化会館でのパネル討論会で、旭川東の校長である富樫さん(30代の頃に根室で数年社会科を教えたことがある)は、「根室に来たくて来ている教員は一人もいません」と言い切りました。これが現実です。当事者の一人の発言ですから、そうかもしれません。そういう方も教員の中にはいらっしゃいます。
 その一方でまったく違う先生もおられます。私の担任は東京での同窓会に見えたときによく言っています。「東梅にカレイのいいポイントがあるんだよな、原付に乗ってよく釣りに行った。また行きたいな」。「君たちには申し訳なかった、もっと教師として授業に熱心になるべきだった」と手を突いて謝られたことがありました。いまは好々爺で、クラスのみんなに人気のある好い先生です。もう一人、西浜町にお住まいのK先生がいらっしゃいます。花咲小学校・光洋中学校・根室高校とわれわれと一緒に異動していましたね。わたしは中学の日本史と高校ではたった1時間だけ、倫理社会の先生がお休みのときに替わりにいらっしゃって習い(?)ました。政治経済のテスト問題をやらせたのですが、その折に門閥について議論した記憶があります。教えられたとおりの説明をしたのですが、倫理社会の担当教師があとで自分の説明を訂正しました。慌てていましたよ。その後道内の高校をいくつか廻られて、根室に戻り家を建ててお住まいになっています。根室に愛着を感じたからだと、教え子の私は感じています。そうでなければ、こんなに辺鄙なところへ戻って来るはずがありません。
 このお二人は旭川東の富樫先生とは対極にいますが、私はこれら二人の先生をいまでも尊敬しています。街中サロンにK先生の写真があり、ビルが立ち並ぶ中に桜並木があり、その川向こうに見事な柳が一本ありました。東京では見かけない風景なので、思い切って電話してみました。快く電話に出てくれて、大阪の造幣局だと仰いました。40年ぶりだったのですが、「声に覚えがある」と名前を問われ、もう一度名乗ると、「ああ、覚えています」と家族構成まで精確にお答えになった。驚きました。
 教師になったときには、根室に来たくて来たのではなかったかもしれませんが、根室で教師をやる中でこの土地と人に限りない愛情を育んでいったのではないかと思います。人として尊敬できます。そう言えば、北方領土の研究を続けてこられたY先生も、双眼鏡で国後を見ていたときに海岸で言葉をかけられてそのまま先生のお宅へお邪魔してしばらく話し込んだことがあります。一度も習ったことはありませんが、生徒会顧問をしておれらた時期がありますので、面識はありました。しかし、卒業して30年ぶりくらいことで覚えておられるかなと・・・、覚えているものです。驚きです。一生懸命に自分が根室で何をしてきたのか、何をしたいのか説明をなさっていました。もうお亡くなりになったようです。ご冥福をあらためてお祈りいたします。この先生も目の澄んだ好い先生でした。地元の北見へ戻り、教員を辞めて会社を起こしたS先生も好い先生でした。中学校の担任のY先生も・・・

(Ha中学の理科を担当しているS先生は非常に有能な方のようです。ずいぶんまめな努力を授業に注いでいます。しょっちゅう小テストをやり、教えたことが定着しているか確認をしています。学力テストの平均点に彼の力と汗がが反映されています。他の学校よりも20点前後は平均点が高くなります。生徒は立派な先生だとまっとうな評価をしていますよ。わたくしも地域住民の一人としてありがたいと思っています。主要5科目全部についてS先生のような人材をそろえれれたら、平均点は200点(300点満点)を超えるでしょう。全道一の学力も夢ではありません。しかし現実は平均点が115点の学校もあります。Ko中学の数学と英語は授業に工夫の余地がありませんでしょうか。平均点に先生の教え方の一端が現れているのなら、大いに改善の余地ありと感じます。Ke中学校の国語の先生は面白い方がいらっしゃるようです。期末テスト問題をみただけで授業の様子がある程度判断できます。優れた方もいらっしゃる。平均点の高い科目を担当している先生方はそれぞれ個性的な授業の工夫をしています。その一方で、工夫の少ない先生方もいらっしゃいます。わたしも他人のことは言えません。全部の生徒にぴったり合うような授業はとても不可能です。クラスごとに性格が違いますから、いくつかのグループに分けて指導したり、何人かは個別指導したり、それでも補習が必要な生徒は随時補習を行ったりと、毎日が試行錯誤の連続です。わたしの技倆と努力が足りないのでしょうが、成績の上がらない生徒が10%程度は出てしまいます。本人の生活習慣(学習習慣)まで踏み込みますが、保護者を交えた三者面談を実施して、その点の改善を相談しても変えられないことがあります。そのような時は教師としての技倆不足を痛感します。授業料を頂いて教えているのですから、塾は生徒の成績を上げる義務があります。自らの義務を果たしえなければ、技倆不足をわび、退塾を含めて今後を考えていただくしかありません。教え方については塾を閉める日まで、日々研鑽あるのみです。教える側は、すなおに毎日努力を重ねる義務があるとわたしは思います。Ko中学の先生も生徒を教えるということでは同じ仲間です。めんこい生徒のために一緒に汗を流しましょう。)

塾でなぜ簿記を教えているのか理由を書いておきます。
理由は二つあります。
根室には専門学校がありません。だから塾で専門学校レベルの授業を今春から始めました
学習意欲があり、能力の高い生徒が他の地域と同様に根室にもいます。
そうした生徒のニーズに応えたいと思ってはじめました。

(「先生、親から簿記は勉強しておいたほうがいいって言われたよ」
⇒地元で親が会社をやっている生徒からそういう発言が今日ありました。
根室高校普通科には簿記授業がないからね。
でも地元企業を継がなければならない生徒がその中に何人もいます。
既存の学校教育が必ずしも個別の生徒にニーズにあっていないところがあるのかな。
なにはともあれ、会社を継がなければならない生徒に、簿記技術習得のニーズがあることを生徒自身が教えてくれたのです。
うれしかったね。
企業経営はその大小に係らず、年度計画の作成や決算見通しなどを経営者が理解する必要があります。
健全な経営そのものにもこれらは必須事項ですし、銀行から融資を受ける際にも、資金計画作成に簿記は必要な技術です。

こうした面から、ニムオロ塾は根室の企業を将来になっていく子供たちをサポートできることをうれしく思います。たぶん、会社を継いだあとも必要に応じて相談に乗って上げられるでしょう。
人と人のネットワークはもっとも大切です。
対人スキルは社会人になってから重要性を増します。

なぜ、塾の先生に簿記や予算のことがわかるかって?
塾長は20代後半から30代に、業種の異なる予算規模40億円の企業や600億円規模の企業の長期計画や年度計画を統括管理した経験があるからです。
赤字子会社の黒字化や提携企業の経営再建の経験に加えて、東証Ⅱ部上場要件の統合業務管理システム(会計システム、支払い管理システム、予算編成・管理システム、販売会計システム、原価計算システム、購買在庫管理システム、他にいくつかのサブシステムを統合)開発の経験もあります。
だから、この方面の知識、技術、経験に関してはプロフェッショナルです。
ちなみにこれら二つの会社は東証一部上場企業と店頭公開企業です。)

もう一つの理由は大学進学です。
入試に特別枠を設けている大学があります
たとえば、明治大学商学部は普通科出身者には日商簿記2級合格者に限って別枠の入試を用意しています。 中央大学商学部にもあるようです。受験科目の学習を強化するために専門学校の授業料を負担する大学もあります。
公認会計士2次試験の合格者数を増やしたいからです。公認会計士2次試験の合格者の多い学校は優秀な生徒が集まります。
商業科や事務情報科の生徒には日商1級合格が特別枠の条件です
高校在学中に日商簿記一級に合格の力があれば、半数程度は大学在学中に公認会計士2次試験に合格できるでしょう。
司法試験がアメリカの圧力で簡単になり、合格者が10倍近くになりつつあります。
これと軌を一にして公認会計士試験も敷居が低くなり合格率が上がりました。

大手監査法人に所属する公認会計士の平均的な年収は2000万円前後でしょう
金融工学を勉強して為替のデーラーをしてもいい。この分野は人材が不足しています。
銀行は文科系の職域ですが、文科系で確率微分方程式を自在に操れる人材がほとんどいないのが現状です。為替デーラーは運用成績次第で年収は1億円を超えます。
もっとも、為替デーラーには公認会計士の資格は必要ありません。
邦銀や外銀への就職に肩書きが有利に働くということです

意欲をもって塾に集う生徒の未来を切り拓くお手伝いしたい、それがニムオロ塾の願いです。
数学と英語の他に簿記授業もある道内唯一の私塾です

ニムオロ塾は面白いぞ!

【追記】
 この生徒は翌年の高校1年生の11月の日商簿記検定試験2級(商業簿記と工業簿記)に86点で合格しました。日商簿記2級は全商簿記検定1級相当です。根室高校では過去最速。3ヶ月遅れてもう一人事務情報科の生徒が80点で合格しました。根室高校1年生で日商簿記検定試験2級に合格したのはいままでにこの二人だけです。私塾の役割は小さくありません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0